[16日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 5862.17(+37.89) 前営業日終値 5824.28(+116.68) クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9135.11(‐71.73) 前営業日終値 9206.84(+239.33) CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4110.66(‐4.59) 前営業日終値 4115.25(+120.19)
<ロンドン株式市場> 続伸し、FT100種総合株価指数 .FTSE は37.89ポ イント(0.65%)高の5862.17で取引を終えた。一部の主要産油国が供給過剰 に歯止めをかけるため協調すると報じられ、石油関連株が買われた。 英BP BP.L は一時、4.6%高となった後、1.4%高で引けた。ロイヤル・ダッ チ・シェル RDSa.L は1.6%値上がりした。鉱業株は序盤に値下がりしたものの、銅価 格の上昇を背景にプラス圏で取引を終了した。主要な金属消費国である中国が公表した1 月の人民元建て融資が伸び、同国の中央銀行が景気下支えのために緩和的な金融政策を維 持していると受け止められた。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。原油の供給過剰対策をめぐる産油国の合 意が期待はずれの内容で、失望感から市場心理が悪化した。 ドイツのコメルツ銀行 CBKG.DE とドイツ銀行 DBKGn.DE はそれぞれ2.2%と0. 3%値を下げた。複数の証券会社が目標株価を引き下げた。トレーダーらは最近の値上が りについて買われ過ぎとの見方を示している。JPモルガンのアナリストらは、欧州の銀 行部門は買わない方が良いと指摘した。マイナス金利やぜい弱な金融市場の影響で銀行の 収益が圧迫されていることを理由として挙げた。