[日本インタビュ新聞社] - ■大阪・関西万博に向けた多言語技術の進化、TOPPANが新たなシステムを開発
TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)グループのTOPPANは10月8日、2025年に開催される大阪・関西万博に向けた多言語同時通訳配信システムの実証実験を、「Japan MICE EXPO 2024」にて実施すると発表。同システムは、登壇者の発話内容をAI技術で自動翻訳し、翻訳内容を字幕として表示するほか、聴講者のスマートフォンから合成音声を流す機能を備える。今回の実証では、フィラーの自動削除による読みやすい字幕表示や、他社との協業運用体制の検証も行われる。
この実証実験は、TOPPANが協賛する大阪・関西万博の「デジタル万博」における自動翻訳システムの一環として行われる。TOPPANは、これまでSEMICON Japanなどの展示会でシステムの実証を行い、多くのフィードバックを得てきた。今回のEXPOでは、これらの課題を解決するために新たな機能を開発し、より精度の高いシステムを検証する予定。
TOPPANは、今後も多言語同時翻訳システムの機能向上を目指し、2024年度中の販売開始を目指していく。また、同システムの社会実装により、外国人との円滑なコミュニケーション基盤を構築し、多言語コミュニケーションの普及に寄与していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)