*07:40JST NYの視点:9月FOMC大幅利下げの継続困難か=議事録
FRBは9月17日、18日にかけて開催した連邦公開市場委員会(FOMC)を公表した。
FRBはこの会合で、インフレの2%目標達成に向けた持続的な改善をかなり確信したとし、労働市場の判断を引き下げ0.5%の利下げに踏み切った。
最大雇用とインフレ目標達成に向けたリスクは概ね均衡したと指摘。
インフレリスクの存続を指摘し、ボウマン理事は0.25%と小幅な利下げを主張し、決定に反対票を投じた。
理事が反対票に投じるのはFOMCの歴史上で19年ぶりとなり、市場ではサプライズとなった。
議事録では同理事以外にも小幅な利下げに傾斜した高官がいたことで、判断が拮抗していたことが明らかになった。
ほとんどの高官は、高インフレリスクが後退する一方で、雇用が弱まるリスクが上昇したと判断で、全メンバーは利下げが妥当だとの見解では合意した。
また、ほとんどのメンバーは政策が引き締まっているとの見解で合意したが、引き締まり度合いに関しては意見が相違。
このため、9月会合での利下げ幅や、利下げペースを巡り見解が分かれたと見られる。
米国の消費や経済は堅調で、この水準を維持するための利下げであり、景気の深刻な悪化を避けるための利下げではないと、パウエル議長はのちの講演で主張した。
同時に、利下げを急いでいない姿勢も表明。
議事録の内容からFRBが今後、0.5%の利下げを継続することは困難と見られる。
FRBはこの会合で、インフレの2%目標達成に向けた持続的な改善をかなり確信したとし、労働市場の判断を引き下げ0.5%の利下げに踏み切った。
最大雇用とインフレ目標達成に向けたリスクは概ね均衡したと指摘。
インフレリスクの存続を指摘し、ボウマン理事は0.25%と小幅な利下げを主張し、決定に反対票を投じた。
理事が反対票に投じるのはFOMCの歴史上で19年ぶりとなり、市場ではサプライズとなった。
議事録では同理事以外にも小幅な利下げに傾斜した高官がいたことで、判断が拮抗していたことが明らかになった。
ほとんどの高官は、高インフレリスクが後退する一方で、雇用が弱まるリスクが上昇したと判断で、全メンバーは利下げが妥当だとの見解では合意した。
また、ほとんどのメンバーは政策が引き締まっているとの見解で合意したが、引き締まり度合いに関しては意見が相違。
このため、9月会合での利下げ幅や、利下げペースを巡り見解が分かれたと見られる。
米国の消費や経済は堅調で、この水準を維持するための利下げであり、景気の深刻な悪化を避けるための利下げではないと、パウエル議長はのちの講演で主張した。
同時に、利下げを急いでいない姿勢も表明。
議事録の内容からFRBが今後、0.5%の利下げを継続することは困難と見られる。