[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 17006.77 +62.87 +0.37 16945.00 17062.38 16898.84 .DJI 前営業日終値 16943.90 ナスダック総合 4717.02 +9.60 +0.20 4715.77 4746.65 4687.94 .IXIC 前営業日終値 4707.42 S&P総合500種 1999.99 +6.59 +0.33 1994.01 2009.13 1986.77 .SPX 前営業日終値 1993.40
4日の米国株式市場は主要3指数が続伸して取引を終えた。朝方発表された2月の米 雇用統計が、経済低迷への懸念を和らげつつも、早期の再利上げを警戒させるような内容 ではなかったことが、市場に安心感を与えた。 ダウ工業株30種平均 .DJI の終値は、62.87ドル(0.37%)高の1万70 06.77ドルだった。1月上旬以来初めて、終値で1万7000ドルを回復した。 S&P総合500種指数 .SPX は昨年10月以来初めて4営業日続伸し、6.59ポ イント(0.33%)高の1999.99で取引を終えた。100日移動平均を今年初め て上回った。心理的に重要な基準とされる2000ポイントはわずかに下回った。 ナスダック総合指数 .IXIC は9.60ポイント(0.20%)高の4717.02 だった。 週間ベースではいずれの指数も上昇した。ダウは約2.2%、S&Pは約2.7%、 ナスダックは約2.8%のプラスとなった。 2月の米雇用統計では、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から24 万2000人増加した。ただ、賃金や労働時間は減っており、米連邦準備理事会(FRB )が利上げ時期の判断で重視している物価の先行きに対しては抑制的に働くとみられる。 トレーダーらはFRBが3月15─16日の会合で利上げする確率はほとんどないと みている。一部は6月の会合での利上げ可能性を見込む。 S&Pの主要10部門のうち7部門が値上がりした。S&P素材株指数 .SPLRCM は 1.18%上昇した。 米アップル AAPL.O は1.5%上昇し、S&Pの最大の押し上げ要因となった。 米ヒューレット・パッカード(HP)から分社した法人向けハードウエア・サービス 事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE) HPE.N は13.5%上 昇した。決算が市場予想を上回った。 騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ1970で下げ1064だった。ナ スダックは上げ1678で下げ1140だった。 米取引所の合算出来高は約103億株で、直近20営業日の平均である87億株を上 回った。