(内容を追加しました) [ニューヨーク 17日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 17481.49 +155.73 +0.90 17321.38 17529.01 17297.65 .DJI 前営業日終値 17325.76 ナスダック総合 4774.99 +11.02 +0.23 4752.62 4788.09 4737.97 .IXIC 前営業日終値 4763.97 S&P総合500種 2040.59 +13.37 +0.66 2026.90 2046.24 2022.16 .SPX 前営業日終値 2027.22
17日の米国株式市場は上昇。ダウ平均が年初来でプラスに転じた。ドル安のなか商 品(コモディティー)市況が値上がりし、エネルギー・素材関連株の買いにつながった。 米連邦準備理事会(FRB)は前日、年内の利上げ回数を2回とする見通しを示し、 昨年12月時点の4回から下方修正した。FRBがハト派的な姿勢を示したことでドル相 場が下落した。 ハンティントン・ナショナル・バンクのジョン・オーガスティン氏はこの日の株式相 場について「ドル安に伴う上昇だ」と指摘。ドル安で恩恵を受ける銘柄が買われたと説明 した。 UBSアメリカズ・ウエルス・マネジメントのシニア株式アナリスト、デービッド・ レフコウィッツ氏は株価の上昇が「FRBの動きに対する(市場の)反応が続いたもの」 と述べた。 米原油先物相場は、主要産油国が増産凍結で合意するとの期待から買われ、1バレル =40ドルを突破。清算値は4.5%高の40.20ドルとなった。 ダウ平均とS&P総合500種はいずれも昨年12月31日以降で最も高い水準に上 昇し、ナスダック総合は1月7日以来の高値となった。 S&P総合500種のセクター別では、素材株、工業株、エネルギー株の値上がりが 目立った。S&P工業株指数 .SPLRCI は2%上昇。ゼネラル・エレクトリック(GE)< GE.N>が2.6%値上がりして同セクターの上げを主導した。 一方、S&Pヘルスケア株指数 .SPXHC は1.05%低下。医薬品のイーライ・リリ ー LLY.N が4.7%安となり、同指数を押し下げた。 宅配のフェデックス FDX.N は11.8%上昇。市場予想を上回る通期利益見通しを 発表したことで買われた。 特殊医薬品会社エンドー・インターナショナル ENDP.O は11.4%下落。同社が示 した第1・四半期の業績見通しは市場予想より低調な内容だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約82億株で、過去 20営業日平均の80億2000万株を上回った。騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所 が上げ2473で下げ595(比率は4.16対1)、ナスダックは上げ1927で下げ 872(2.21対1)だった。