[日本インタビュ新聞社] - ■円安と内需株に見る投資機会
長期金利上昇を受けた関連株の上昇一巡後、市場の関心は円安・ドル高を背景とした投資機会へと移行している。特に注目されるのは、トランプ次期大統領の政策による影響を受けにくい純内需型のインバウンド関連株である。
自動車株は年初来安値から持ち直しの兆しを見せているものの、3月期業績の下方修正やトランプ次期大統領の関税政策という不安材料を抱えている。一方で、京王電鉄や京阪ホールディングスのように、業績上方修正と増配、自己株式取得を同時に発表し、株価が急騰する銘柄も現れている。
トランプ次期大統領の為替政策は依然として不透明であるが、日本政府と日本銀行による円買い介入は投機筋の標的となる可能性がある。金利上昇が続けば円安・ドル高傾向が強まり、円安メリット株の上昇余地が広がることが予想される。年末商戦を控え、こうした銘柄群への投資アプローチが注目を集めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)