ABCマート (T:2670):7190円(前日比+90円) 堅調。
16.2期営業利益は410億円、前期比3%増になる見通しとの観測報道が伝わっている。
市場コンセンサスと並みの水準でインパクトは乏しいものの、13期連続での過去最高益更新と安定した業績成長に対する評価なども高まる格好のようだ。
ほか、一昨日に発表した3月の月次動向が計画を上振れる推移になっていること、足元の円高進行によるコスト低減期待などもポジティブ材料に捉えられる。
トーセイ (T:8923):822円(前日比+51円) 買い優勢。
前日に第1四半期の決算を発表している。
営業利益は41.3億円で前年同期比74.5%増益、上半期計画45.5億円に対する進捗率は90%超に達している。
戸建住宅や商業施設などの販売が拡大して、不動産開発事業が大幅な増益となっている。
不動産売却のタイミングが左右するとはいえ、進捗率の高さから業績上振れ期待などが先行する格好に。
国際帝石 (T:1605):781.9円(前日比+3.9円) 堅調。
前日に業績予想の修正を発表している。
営業利益は3640億円から3890億円に上方修正しているが、減損損失の計上によって、最終利益は520億円から260億円に下方修正。
減損に関しては、北米やアジアで保有する油田やガス田の採算が悪化して、投資回収が難しいと判断したもよう。
ただ、減損計上の必要性などは指摘されていたため、特段サプライズは大きくなっていない。
本日は原油市況の時間外上昇が見直し材料につながっている。
スズキ (T:7269):2889円(前日比+92.5円) 買い優勢。
前日にインド事業説明会が開催されているもよう。
マルチ・スズキの15年度販売速報値は1305千台で前年度比11.4%増、前期に続いての2ケタ成長となっているようだ。
速報値ベースでのシェアは47%まで上昇しており、今期以降も1ケタ台後半の底堅い需要拡大が続く見通しとしている。
インドでは利下げも実施されており、インド事業のさらなる拡大期待にもつながっているようだ。
UBS証券では投資判断を「セル」から「ニュートラル」に格上げ。
OLC (T:4661):7684円(前日比+148円) 買い先行。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に一気に2段階格上げ、目標株価も5550円から11600円に引き上げている。
20.3期以降の刷新・拡張による収容能力増強で、今後は新たな収益拡大局面に入ると考えているようだ。
業績が最高利益更新ステージに入るため、株価も過去最高値を上回るっていくと想定しており、それを先取りする投資戦略としている。
MRT {{|0:}}:4255円(前日比-95円) 朝方は急反発。
ニューロスカイジャパンと業務提携すると発表している。
ニューロスカイは、脳波、心電・心拍、筋電などの生体信号センサー及び生体信号データ解析アルゴリズムの開発、生産、販売を行っている。
MRTが提供する遠隔診療サービス「ポケットドクター」に、ニューロスカイの技術により取得した生体信号データを取り入れることで、遠隔医療や自分の健康を自分で管理するセルフメディケーションに向けたサービスの強化を図る。
アイビーシー {{|0:}}:1231円(前日比+109円) 急反発。
性能監視ソフトウェア「System Answer G2」のネットワーク品質管理オプション「System Answer G2 Quality Analyzerオプション」の提供を開始したと発表している。
ネットワークの詳細な利用状況をつぶさに把握することが可能で、障害範囲の限定やセキュリティ対策、ネットワーク品質の低下要因となるユーザーやアプリケーションの特定などに有効という。
なお、東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。
イントランス {{|0:}}:186円(前日比-54円) 大幅続落。
16年3月期業績の下方修正と期末配当予想の減額を発表している。
営業利益見通しは従来の13.00億円から4.30億円(15年3月期は10.27億円)へと引き下げた。
営業出資金で行っていた土地開発プロジェクト2案件について、分配金の計上時期の後ずれや大幅な減少が見込まれるという。
期末配当予想は従来の1株当たり5.00円から2.00円(同7.00円)に減額している。