ライオントラスト・アセット・マネジメントの第2四半期の運用・助言資産（AUMA）は、前年同期の16億ポンドから9億ポンドに純流出額が減少したものの、2.8％減の270億ポンドとなった。
英国を拠点とする同社は、ここ数カ月で業績が改善しており、第2四半期は2023年第3四半期以降で最高のフローを示し、特に6月は4月、5月と比較して好調な結果となった。
ライオントラストのジョン・イオンス最高経営責任者（CEO）は、金利とインフレ期待の低下を理由に、同社の見通しについて楽観的な見方を示した。同氏は、金融市場の「環境改善」によって、英国への海外からの投資が増えるだろうと考えている。イオンスCEOは、この前向きな見通しを、労働党が過半数を獲得した最近の総選挙結果と結びつけ、金融市場に安定をもたらすと予想した。
同CEOはまた、新政権の成長促進策と年金簡素化へのコミットメントにも触れ、退職貯蓄の促進によって「資産運用会社の見通しが大幅に改善する」可能性を示唆した。
パンミュア・リバムのアナリストは、ライオントラストの「方向性は良い方向に変わりつつある」と指摘した。彼らは、資金流入を達成するためのステップとして、資金流出を減速させることの重要性を認めている。同社の投信、オルタナティブ・ファンド、インターナショナル・セグメントはすべて、4月1日の四半期開始時点と比較して6月末時点のAUMAが増加していることを報告した。
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