ナスダックは最近の決算報告で、フィンテック製品の需要急増を主因に、第2四半期の利益が予想を大幅に上回ったことを報告した。これらの製品は、トレーダーのコンプラ イアンスを支援し、金融犯罪から身を守るためのもので、収益スト リームを多様化するための同社の戦略的シフトを反映している。
大西洋をまたぐ取引所運営会社は、伝統的にトレーディングとリスティングで知られてきたが、ファイナンシャル・テクノロジー・サービスを成長させるための努力を重ねてきた。この動きは功を奏し、第2四半期のフィンテック部門の収益は約79％増の4億2000万ドルに急増した。また、インデックス事業の売上は29％増の1億6700万ドルに達した。
全体として、ナスダックの純収入は25％増の11億6,000万ドルとなり、LSEGのデータによるアナリスト予想平均の11億3,000万ドルを上回った。調整後の利益は1株当たり69セントに達し、予想の64セントを上回った。
ナスダックの業績は、堅調な経済も後押しし、2年近く停滞していた米国取引所への新規上場が復活した。ナスダックは6月30日に終了した第2四半期に84社の上場を迎え、前年同期の62社を上回った。
同取引所での取引量も増加している。第2四半期の米国株式の取引高は1,193億株と、前年の1,137億株から増加した。米国株オプションの取引高も増加し、前年の3920万枚から4210万枚に達した。
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