フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラストは、1株当たり営業収入（FFO）の通期見通しを上方修正した。ウォルマート、ベストバイ、アルタなどのテナントが入居するショッピングセンターや、ダイニング、エンターテインメント、オフィススペースなど、100を超える物件を運営する同トラストは、需要を減らすことなく賃料を引き上げることができる賃貸スペース不足の恩恵を受けている。
メリーランド州を拠点とする不動産投資信託（REIT）の第2四半期の収益は2億9610万ドルで、アナリスト予想平均の2億9360万ドルを上回った。好調な業績を受け、同社は2024年の1株当たりFFO予想を、前回予想の6.67～6.87ドルから6.70～6.88ドルに上方修正した。
この上方修正は、同じく商業用不動産会社であるキムコ・リアルティが、堅調な四半期収益を報告し、年間見通しを本日上方修正したのと同様のもので、このセクターの需要が底堅いことを示している。フェデラル・リアルティと同業のキムコ・リアルティの好業績は、特にフェデラル・リアルティの物件が多く立地する人口密集地域における商業用不動産市場の強さを浮き彫りにしている。
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