*16:13JST カラダノート Research Memo(3):妊娠・子育てサービスのアプリ利用率は90%を超える
■事業概要
カラダノート (TYO:4014)は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というビジョンの下、家族と向き合うすべての人のアシスタントとして心身ともに健康な生活を支援するヘルスケア事業を展開する。
家族生活環境の効率化を支援する「家族サポート事業」、データベース(以下、DB)利活用によるマッチング支援を行う「ライフイベントマーケティング事業」、家族生活周辺産業のDXを推進する「家族パートナーシップ事業」の3つの事業を柱に、少子高齢化に伴う社会課題解決に取り組んでいる。
1. 家族サポート事業
妊娠・子育てサービスでは、メインターゲットである妊娠・育児中のママに対して、「ママびより」などのWebメディアのほか、妊娠週数や月齢の課題に応じた機能に特化する形で、アプリケーションを多数運営している。
主要アプリとして、プレママ向け情報提供アプリ「ママびより」、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」、赤ちゃんの育児記録アプリ「授乳ノート」、離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」、赤ちゃんとママが落ち着く快眠音で睡眠をサポートする「ぐっすリンベビー」、赤ちゃんの予防接種スケジュール管理アプリ「ワクチンノート」を提供している。
上記アプリの年間ダウンロード(以下、DL)数は158万件(2024年10月時点)に上る。
なかでも陣痛間隔計測アプリである「陣痛きたかも」は、妊娠中から1歳未満の子供を持つ親における同社アプリの年間DL率は93.5%(2022年1年間での妊娠〜1歳未満の子供を持つ親によるDL数を基に計算)と出産前後世代への高いリーチを誇る。
ママの課題に応じて機能を特化したこれらのアプリは、ニーズに合った機能をシンプルに提供しており、ユーザー満足度の向上につながっている。
生活インフラサービスでは、経験豊富なファイナンシャルプランナーなどの専門家に無料で家計相談ができる「かぞくの保険」のほか、採水地を「富士吉田」「南阿蘇」「金城」の3ヶ所に厳選した家庭用ウォーターサーバー「カラダノートウォーター」を提供している。
健康管理・ヘルスケアサービスでは、血圧数値の記録管理アプリ「血圧ノート」、自分だけではなく家族の服薬管理もできるアプリ「お薬ノート」、快眠音アプリ「ぐっすリン」、通院記録をまとめて管理できるアプリ「通院ノート」、終活準備アプリ「終活じゅんびノート」、毎日の歩数や歩数の履歴を記録するアプリ「あるくん」を提供している。
2. ライフイベントマーケティング事業
子育て世代〜シニア世代を対象とした、保険会社・住宅メーカーなどのライフイベントを起点にサービス展開する企業とユーザーとをマッチングするプラットフォーム「かぞくアシスタント」を運営する。
ママの約9割が同社アプリを利用していることから、業界トップクラスの約200万世帯以上(2023年4月末時点)のライフイベントデータを保有しており、プラットフォームを利用する企業はそれらデータを通じてユーザーに適切なタイミングで効果的なアプローチができる。
このほか、住み替えを検討中の顧客と住宅会社とをマッチングさせる「かぞくのおうち」も提供している。
3. 家族パートナーシップ事業
同社は、金融機関または大手企業向けにパーソナルデータを起点とした事業開発、同社独自のマッチング支援の仕組みを家族生活周辺産業にOEM提供を通じたDX推進を支援している。
直近の実績では、子育て環境改善を目的にあいおいニッセイ同和損保とPoC案件を実施する。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
カラダノート (TYO:4014)は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というビジョンの下、家族と向き合うすべての人のアシスタントとして心身ともに健康な生活を支援するヘルスケア事業を展開する。
家族生活環境の効率化を支援する「家族サポート事業」、データベース(以下、DB)利活用によるマッチング支援を行う「ライフイベントマーケティング事業」、家族生活周辺産業のDXを推進する「家族パートナーシップ事業」の3つの事業を柱に、少子高齢化に伴う社会課題解決に取り組んでいる。
1. 家族サポート事業
妊娠・子育てサービスでは、メインターゲットである妊娠・育児中のママに対して、「ママびより」などのWebメディアのほか、妊娠週数や月齢の課題に応じた機能に特化する形で、アプリケーションを多数運営している。
主要アプリとして、プレママ向け情報提供アプリ「ママびより」、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」、赤ちゃんの育児記録アプリ「授乳ノート」、離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」、赤ちゃんとママが落ち着く快眠音で睡眠をサポートする「ぐっすリンベビー」、赤ちゃんの予防接種スケジュール管理アプリ「ワクチンノート」を提供している。
上記アプリの年間ダウンロード(以下、DL)数は158万件(2024年10月時点)に上る。
なかでも陣痛間隔計測アプリである「陣痛きたかも」は、妊娠中から1歳未満の子供を持つ親における同社アプリの年間DL率は93.5%(2022年1年間での妊娠〜1歳未満の子供を持つ親によるDL数を基に計算)と出産前後世代への高いリーチを誇る。
ママの課題に応じて機能を特化したこれらのアプリは、ニーズに合った機能をシンプルに提供しており、ユーザー満足度の向上につながっている。
生活インフラサービスでは、経験豊富なファイナンシャルプランナーなどの専門家に無料で家計相談ができる「かぞくの保険」のほか、採水地を「富士吉田」「南阿蘇」「金城」の3ヶ所に厳選した家庭用ウォーターサーバー「カラダノートウォーター」を提供している。
健康管理・ヘルスケアサービスでは、血圧数値の記録管理アプリ「血圧ノート」、自分だけではなく家族の服薬管理もできるアプリ「お薬ノート」、快眠音アプリ「ぐっすリン」、通院記録をまとめて管理できるアプリ「通院ノート」、終活準備アプリ「終活じゅんびノート」、毎日の歩数や歩数の履歴を記録するアプリ「あるくん」を提供している。
2. ライフイベントマーケティング事業
子育て世代〜シニア世代を対象とした、保険会社・住宅メーカーなどのライフイベントを起点にサービス展開する企業とユーザーとをマッチングするプラットフォーム「かぞくアシスタント」を運営する。
ママの約9割が同社アプリを利用していることから、業界トップクラスの約200万世帯以上(2023年4月末時点)のライフイベントデータを保有しており、プラットフォームを利用する企業はそれらデータを通じてユーザーに適切なタイミングで効果的なアプローチができる。
このほか、住み替えを検討中の顧客と住宅会社とをマッチングさせる「かぞくのおうち」も提供している。
3. 家族パートナーシップ事業
同社は、金融機関または大手企業向けにパーソナルデータを起点とした事業開発、同社独自のマッチング支援の仕組みを家族生活周辺産業にOEM提供を通じたDX推進を支援している。
直近の実績では、子育て環境改善を目的にあいおいニッセイ同和損保とPoC案件を実施する。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)