[日本インタビュ新聞社] - ■業績が安定している企業に注目!
師走相場において、投資家の注目が集まっているのは、業績上方修正を発表した企業と、値ごろ感のある低位株である。特に、繊維事業からの撤退と優先株発行を発表したユニチカ<3103>(東証プライム)の株価が20%も急落したことで、市場の投資心理に変化が生じている。
従来の「買うから上がる、上がる買う」といった需給優先の短期売買から、より戦略的なアプローチが求められている。今期業績を大幅に上方修正した企業の株式は、下値不安が限定的であり、投資家にとって「守り」の要素となっている。同時に、大幅な上方修正は「攻め」の側面も持ち合わせている。
12月期決算企業を中心に、「割り負け修正」と「低位値ごろ株の値幅狙い」を組み合わせた「堅守速攻」の投資戦術が浮上している。投資家は、この二刀流のアプローチで、師走相場における投資機会を捉えようとしている。市場の変動を慎重に見極めながら、戦略的な投資判断が求められる局面となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)