*07:36JST NYの視点:日銀短観3月調査で大企業製造業DIは悪化の可能性、利上げ見送りの一因か
日本銀行が12月13日に公表した日銀短観12月調査によると、大企業製造業の景況判断DIは、+14で2四半期ぶりに改善した。
事前予想との比較で若干上振れた。
価格転嫁の浸透などを受けて、石油・石炭製品など素材関連の景況感が改善した。
一方、大企業非製造業の景況判断DIは1ポイント悪化し、+33に低下。
また、先行きの景況判断DIは5ポイントの大幅低下となった。
景況判断DIにおける悪化が目立ったのは、小売りと宿泊・飲食サービス。
米価高騰や円安による物価高の影響で、国内個人消費が引き続き弱いことや、インバウンド需要の一段の高まりは期待できないことが影響したものとみられる。
日本銀行は今回も政策金利の据え置きを決めたが、先行きのDI悪化は利上げ見送りの一因との見方も出ている。
なお、2024年度の設備投資計画(全規模全産業)は、前回比+0.8%、前年度比+9.7%となった。
設備投資はまずまず順調だが、設備投資拡大の勢いはやや弱くなっているとみられる。
なお、大企業製造業ではトランプ政権への移行に伴い、通商政策における不確実性の高まりが懸念されている。
一部の市場参加者は「2025年3月調査の日銀短観で大企業製造業の景況判断DIが数ポイント悪化する可能性は否定できない」と指摘している。
事前予想との比較で若干上振れた。
価格転嫁の浸透などを受けて、石油・石炭製品など素材関連の景況感が改善した。
一方、大企業非製造業の景況判断DIは1ポイント悪化し、+33に低下。
また、先行きの景況判断DIは5ポイントの大幅低下となった。
景況判断DIにおける悪化が目立ったのは、小売りと宿泊・飲食サービス。
米価高騰や円安による物価高の影響で、国内個人消費が引き続き弱いことや、インバウンド需要の一段の高まりは期待できないことが影響したものとみられる。
日本銀行は今回も政策金利の据え置きを決めたが、先行きのDI悪化は利上げ見送りの一因との見方も出ている。
なお、2024年度の設備投資計画(全規模全産業)は、前回比+0.8%、前年度比+9.7%となった。
設備投資はまずまず順調だが、設備投資拡大の勢いはやや弱くなっているとみられる。
なお、大企業製造業ではトランプ政権への移行に伴い、通商政策における不確実性の高まりが懸念されている。
一部の市場参加者は「2025年3月調査の日銀短観で大企業製造業の景況判断DIが数ポイント悪化する可能性は否定できない」と指摘している。