[日本インタビュ新聞社] - ■最新ドローン技術で3500ヘクタールのパーム農園を守る
テラドローン<278A>(東証グロース)の子会社テラドローン・アグリは12月24日、マレーシアの大規模パーム農園において、ミノムシ防除を目的とした病害虫の総合的管理を開始したと発表。対象となる農地は3500ヘクタールにおよび、これは東京ドーム約760個分に相当する。この取り組みは、マレーシア国内の政府関連企業や民間農園機関と連携し、全国規模で展開される予定である。
パーム農園に深刻な被害をもたらすミノムシ対策として、テラドローン・アグリは最先端のドローン技術を導入している。搭載された精密制御ノズルにより、段差のある地形でも均一な農薬散布が可能となった。さらに、日本とマレーシアのジョイントベンチャー企業であるAgricultural Chemicals(ACM)や農業技術企業のS&H Techventureと連携し、特化型農薬製品を活用している。
テラドローン・アグリは、この革新的な取り組みを通じて、マレーシア農業の改革を目指している。ドローン技術と農薬の専門知識を組み合わせることで、効率的かつ正確な農薬散布を実現し、深刻な害虫問題に対応する。これにより、労働コストと農薬使用量の削減を図りながら、環境への影響を最小限に抑えた持続可能な農業の実現に貢献していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)