*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:『日産×ホンダ』で関連株に食指が伸びるか?考察&注目中の銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年12月29日15時に執筆
カリスマ社長であったカルロス・ゴーン氏が日本からベタな変装で抜け出してからというもの、日産の経営に関する懸念は深まる一方でしたねぇ。
「これから日産はどうなってしまうのか」と思っていたところに、経営統合のニュースが飛び込んできました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日産自 (TYO:7201)×ホンダ (TYO:7267)×三菱自動車 (TYO:7211)の経営統合のニュースは、今後の日本の自動車業界を占う上での転換点となるに違いありません。
ただ、日産の経営状況が厳しいという事で株主やホンダ内部の社員の反応はあまり良くなさそうですねぇ…2025年6月までに経営統合の是非の結論を出すとの事ですから、ひとまず動向を注視しております。
2023年のホンダの販売台数は約398万台で世界7位、そして日産は約337万台で8位ですので、両社を合わせると約735万台となり世界3位に躍り出るとの事です。
1位はもちろんトヨタ (TYO:7203)で1100万台。
直近でROE20%を目標にするとの発表で期待感から国内外からの投機を集めており、注目中です。
2位の独フォルクスワーゲンは約923万台、3位が現代自動車で約730万台ですので、日産とホンダの経営統合が実現すれば3位の現代自動車を僅かに上回る計算です。
ただ、日産はリストラなどで経営再建中ですし、ホンダがその日産をカバーできるほど経営に余裕があるとも正直思えませんな。
日産傘下の三菱自動車に関しても、直近の経常利益は業績予想を大きく下回り減益となりました。
いやはや、日本が誇る自動車産業が厳しい局面を迎えておりますな…。
さて、日産とホンダの経営統合という好材料で物色されているのは部品メーカーなど多岐に渡ります。
業績不安が伝播してチャートが強含んでいない銘柄もありますが、中長期で注視していきたい銘柄としていくつかピックアップさせて頂きます。
経営統合の報道を受けて底値から動意したエフテック (TYO:7212)は、低PBRでも思惑がありますな。
筆頭株主が本田技研工業である同社は、経営統合が実現すれば影響を受ける事になるでしょう。
同じく本田技研工業が筆頭株主となっているジーテクト (TYO:5970)も底値圏から上放れしてきました。
プレス部品を手掛ける同社はPER・PBRの割安感も目立っており、業績は軟調でも高配当を維持している模様。
経営統合が実現すれば、部品メーカーなどへも恩恵があるでしょうな。
車体骨格部品を手掛けるユニプレス (TYO:5949)は、自社株買いにも積極的です。
同社も高利回りですが、今後もこの配当水準を維持できるか…。
75日線を上回って、上昇トレンドを形成できるか監視中。
長期で下落基調となっていた河西工業 (TYO:7256)も底値から動意しました。
日産向けを中心に自動車内装部品を供給している同社ですが、経営統合の実現でチャートは好転するか…。
小型株は足の軽さが目立ちますねぇ…。
日産系の車両組立て会社である日産車体 (TYO:7222)も物色されましたな。
経営統合の報道前もチャートは底堅く推移しており、直近では生産コストの拡大が利益を圧迫している模様。
こうして見ると、日産と運命共同体となっているメーカーも多く散見されますねぇ。
最後はホンダ系のシャフトやギアなどを手掛ける武蔵精密工業 (TYO:7220)です。
ホンダ向けが5割を占める同社は、昨年11月7日の決算後から急動意した後も底堅く推移しております。
経営統合するか否か結果が出るまでトレンドを維持できるか引き続き注視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。
お暇があれば覗いてみてやってください。
愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年12月29日15時に執筆
カリスマ社長であったカルロス・ゴーン氏が日本からベタな変装で抜け出してからというもの、日産の経営に関する懸念は深まる一方でしたねぇ。
「これから日産はどうなってしまうのか」と思っていたところに、経営統合のニュースが飛び込んできました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日産自 (TYO:7201)×ホンダ (TYO:7267)×三菱自動車 (TYO:7211)の経営統合のニュースは、今後の日本の自動車業界を占う上での転換点となるに違いありません。
ただ、日産の経営状況が厳しいという事で株主やホンダ内部の社員の反応はあまり良くなさそうですねぇ…2025年6月までに経営統合の是非の結論を出すとの事ですから、ひとまず動向を注視しております。
2023年のホンダの販売台数は約398万台で世界7位、そして日産は約337万台で8位ですので、両社を合わせると約735万台となり世界3位に躍り出るとの事です。
1位はもちろんトヨタ (TYO:7203)で1100万台。
直近でROE20%を目標にするとの発表で期待感から国内外からの投機を集めており、注目中です。
2位の独フォルクスワーゲンは約923万台、3位が現代自動車で約730万台ですので、日産とホンダの経営統合が実現すれば3位の現代自動車を僅かに上回る計算です。
ただ、日産はリストラなどで経営再建中ですし、ホンダがその日産をカバーできるほど経営に余裕があるとも正直思えませんな。
日産傘下の三菱自動車に関しても、直近の経常利益は業績予想を大きく下回り減益となりました。
いやはや、日本が誇る自動車産業が厳しい局面を迎えておりますな…。
さて、日産とホンダの経営統合という好材料で物色されているのは部品メーカーなど多岐に渡ります。
業績不安が伝播してチャートが強含んでいない銘柄もありますが、中長期で注視していきたい銘柄としていくつかピックアップさせて頂きます。
経営統合の報道を受けて底値から動意したエフテック (TYO:7212)は、低PBRでも思惑がありますな。
筆頭株主が本田技研工業である同社は、経営統合が実現すれば影響を受ける事になるでしょう。
同じく本田技研工業が筆頭株主となっているジーテクト (TYO:5970)も底値圏から上放れしてきました。
プレス部品を手掛ける同社はPER・PBRの割安感も目立っており、業績は軟調でも高配当を維持している模様。
経営統合が実現すれば、部品メーカーなどへも恩恵があるでしょうな。
車体骨格部品を手掛けるユニプレス (TYO:5949)は、自社株買いにも積極的です。
同社も高利回りですが、今後もこの配当水準を維持できるか…。
75日線を上回って、上昇トレンドを形成できるか監視中。
長期で下落基調となっていた河西工業 (TYO:7256)も底値から動意しました。
日産向けを中心に自動車内装部品を供給している同社ですが、経営統合の実現でチャートは好転するか…。
小型株は足の軽さが目立ちますねぇ…。
日産系の車両組立て会社である日産車体 (TYO:7222)も物色されましたな。
経営統合の報道前もチャートは底堅く推移しており、直近では生産コストの拡大が利益を圧迫している模様。
こうして見ると、日産と運命共同体となっているメーカーも多く散見されますねぇ。
最後はホンダ系のシャフトやギアなどを手掛ける武蔵精密工業 (TYO:7220)です。
ホンダ向けが5割を占める同社は、昨年11月7日の決算後から急動意した後も底堅く推移しております。
経営統合するか否か結果が出るまでトレンドを維持できるか引き続き注視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。
お暇があれば覗いてみてやってください。
愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず