【小幅高となる】19100-19250円のレンジを想定=村瀬 智一
1日のNY市場は上昇。
アップルの決算が好感され、テクノロジー株へ買いが波及した。
加えて1月のADP雇用統計やISM製造業景況指数が予想を上振れたこと等も材料視されている。
しかしながら、FOMCの発表を控えてその後は上げ幅を縮小。
注目のFOMCでは大方の予想通り政策金利が据え置かれた。
声明では米経済の拡大や企業の景況感の改善が示されたが、金利引き上げ見通しについて言及されなかったことから、発表後の相場への影響は限定的だった。
ダウ平均は26.85ドル高の19890.94、ナスダックは27.86ポイント高の5642.65。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の19155円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の展開になりそうである。
25日線辺りも上値抵抗として意識されやすいだろう。
昨日は一目均衡表では雲上限を下回って始まったが、その後の切り返しで転換線、基準線を捉えてきている。
ボリンジャーバンドでは-1σを下回って始まったが、その後は-1σと中心値(25日)とのレンジ内での推移となった。
パラボリックはSAR値に接近する場面もあったが、これにタッチせず、陽転シグナルを継続させている。
週間形状では13週線が支持線として機能しているほか、ボリンジャーバンドの+1σの水準で踏ん張りをみせている。
シグナルは悪化傾向になるが、雲上限での踏ん張りから自律反発を試す展開が意識されやすい。
売り一巡後の底堅さを見極め。
19100-19250円のレンジを想定。