今週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するほか、日銀、英中銀が金融政策決定会合開催を予定しており、結果に注目される。
まず、FRBはこの会合で、高インフレの抑制を目指し5月に続いて0.5%の利上げに踏み切る見通し。
中銀はすでに前回の会合で、6月、7月の会合で、3カ月連続で0.5%の利上げを実施するガイダンスをすでに発表済み。
今後の焦点は9月の利上げの行方になる。
5月の消費者物価指数(CPI)が予想外に拡大し40年ぶり最大の伸びを記録したため、一部では、6月の0.75%の利上げ予想も浮上。
5月生産者物価指数(PPI)結果が予想を上回ると、6月の大幅利上げや9月の0.5%の利上げ予想を一段と強め、ドル買いに繋がる。
今回の会合では、パウエル議長の会見や声明に加えて、四半期に一度のメンバーの経済・金利見通しにも注目される。
英中銀は0.25%の利上げに踏み切る公算。
今後の中銀の課題は経済の見通しを悪化させず、どの水準まで金利を引き上げるかになる。
日銀は金融緩和を当面維持する方針を再表明すると見られ、円の先安観は維持される可能性が強い。
政府・日銀会合は異例の声明を発表し、急速な円安進行を憂慮しており、必要な場合は適切な対応をとるとしており、介入警戒感も浮上したものの円安の流れを止めることは困難か。
■今週の主な注目イベント
●米国
13日:ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)副議長がイベント参加
14日:5月生産者物価指数(PPI)
15日:5月小売売上高速報、ニューヨーク連銀製造業景気指数、5月輸入物価指数、4月企業在庫、6月NAHB住宅市場指数、4月対米証券投資、FOMC(14-15日)、パウエル議長会見、メンバー予測公表
16日:5月住宅建設許可件数・着工件数、6月フィラデルフィア連銀景況、新規失業保険申請件数
17日:5月鉱工業生産・設備稼働率、5月景気先行指数
●日本
14日:鉱工業生産、設備稼働率
15日:機械受注
16日:貿易収支
17日:日銀金融政策決定会合
●英国
13日:貿易収支、鉱工業生産
14日:失業率、失業保険申請件数
16日:英中銀金融政策決定会合
●欧州
14日:独CPI、ZEW
15日:仏、独CPI、鉱工業生産、貿易収支、ラガルドECB総裁が討論会に出席
17日:ユーロ圏CPI
●中国
15日:小売り売上高、鉱工業生産、失業率、居住不動産
まず、FRBはこの会合で、高インフレの抑制を目指し5月に続いて0.5%の利上げに踏み切る見通し。
中銀はすでに前回の会合で、6月、7月の会合で、3カ月連続で0.5%の利上げを実施するガイダンスをすでに発表済み。
今後の焦点は9月の利上げの行方になる。
5月の消費者物価指数(CPI)が予想外に拡大し40年ぶり最大の伸びを記録したため、一部では、6月の0.75%の利上げ予想も浮上。
5月生産者物価指数(PPI)結果が予想を上回ると、6月の大幅利上げや9月の0.5%の利上げ予想を一段と強め、ドル買いに繋がる。
今回の会合では、パウエル議長の会見や声明に加えて、四半期に一度のメンバーの経済・金利見通しにも注目される。
英中銀は0.25%の利上げに踏み切る公算。
今後の中銀の課題は経済の見通しを悪化させず、どの水準まで金利を引き上げるかになる。
日銀は金融緩和を当面維持する方針を再表明すると見られ、円の先安観は維持される可能性が強い。
政府・日銀会合は異例の声明を発表し、急速な円安進行を憂慮しており、必要な場合は適切な対応をとるとしており、介入警戒感も浮上したものの円安の流れを止めることは困難か。
■今週の主な注目イベント
●米国
13日:ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)副議長がイベント参加
14日:5月生産者物価指数(PPI)
15日:5月小売売上高速報、ニューヨーク連銀製造業景気指数、5月輸入物価指数、4月企業在庫、6月NAHB住宅市場指数、4月対米証券投資、FOMC(14-15日)、パウエル議長会見、メンバー予測公表
16日:5月住宅建設許可件数・着工件数、6月フィラデルフィア連銀景況、新規失業保険申請件数
17日:5月鉱工業生産・設備稼働率、5月景気先行指数
●日本
14日:鉱工業生産、設備稼働率
15日:機械受注
16日:貿易収支
17日:日銀金融政策決定会合
●英国
13日:貿易収支、鉱工業生産
14日:失業率、失業保険申請件数
16日:英中銀金融政策決定会合
●欧州
14日:独CPI、ZEW
15日:仏、独CPI、鉱工業生産、貿易収支、ラガルドECB総裁が討論会に出席
17日:ユーロ圏CPI
●中国
15日:小売り売上高、鉱工業生産、失業率、居住不動産