[ハーグ 26日 ロイター] - オランダのルッテ首相は26日、ウクライナへのF16戦闘機の供与を今後「真剣に検討」することになるが、まだ最終決定はしていないと述べた。
オランダはF16戦闘機のウクライナ向けパイロット訓練をできるだけ早期に開始する意向を示している。
ルッテ氏は会見でウクライナへの戦闘機供与について質問された際、最終決定はしていないが、「訓練を開始すれば、供与についても真剣に検討することになる」と説明した。
米国の承認を得られるかどうか次第だが、オランダは現在F16戦闘機を段階的に削減しており、供与の余地はあると語った。
オランダ国防省によると、現在運用しているF16戦闘機は24機で、2024年半ばまでに段階的に運用を止める計画。現在18機が売却可能で、12機は既に暫定的に売却が決定している。
バイデン米大統領は19日、ウクライナのパイロットをF16戦闘機で訓練するプログラムを支援すると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領は、F16がロシア領土への攻撃に使われることはないとバイデン氏に伝えた。