11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:買い先行も、次第にこう着感が強まる
■前場の注目材料:安川電、3Q営業利益416億円、通期純利益を下方修正も想定内
■トヨタ、マグナに生産委託、新型スープラ、経営効率を追求
■買い先行も、次第にこう着感が強まる
11日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行も、次第にこう着感が強まりそうである。
10日の米国市場はNYダウが120ドル超の上昇となった。
主要小売企業が相次いで年末商戦の低調さを背景に業績見通しの下方修正を発表。
パウエルFRB議長が連銀のバランスシートを縮小する金融政策(量的引き締め)を維持していることに言及したことが重石となったが、引けにかけて切り返している。
この流れから、シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の20340円としっかりとなり、これにサヤ寄せする格好から前日の下げに対する自律反発をみせよう。
その後は決算の反応を睨みながらの相場展開になろう。
市場の関心が集まっていた安川電機 (T:6506)は米中貿易摩擦の影響で、2019年2月期の純利益を従来の470億円から455億円に下方修正したが想定の範囲内だろう。
9-11月の営業利益はコンセンサスを若干下回る内容であり、アク抜けを意識させてくるかが注目される。
一方で、ファーストリテ (T:9983)はややネガティブとなり、日経平均の重石になりそうだ。
もっとも、3連休を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすい。
年初の為替市場でのドル円の105円割れをみていることもあり、オーバーウィークのポジションを避ける動きもありそうだ。
トランプ大統領は、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)までに連邦政府機関の一部閉鎖が解除されない場合、会議出席を取りやめることを検討していると伝えられている。
中国副主席がダボス会議に出席する事でトランプ大統領との会談の可能性から米中貿易摩擦を巡る意見交換などへの期待もあるが故に、神経質にさせる一因となる。
さらに米紙WSJの調査によれば、エコノミストは米国のリセッション(景気後退)リスクが高まったとみていると報じている。
エコノミストらの予想を平均すると、向こう12カ月間で米国がリセッションに陥る確率は約25%と、11年10月以来の高水準だったと伝えていることもあり、手掛けづらそうだ。
そのため、物色の流れとしては、外部リスクを避ける流れから、中小型株に向かいやすいだろう。
■安川電、3Q営業利益416億円、通期純利益を下方修正も想定内
安川電 (T:6506)は10日、第3四半期決算を発表。
売上高は3613.20億円、営業利益が416.38億円だった。
通期計画に対する進捗率は78.5%となる。
9-11月では111億円となり、のコンセンサス(120億円程度)を若干下回るが、想定内の着地となる。
米中貿易摩擦の影響で、2019年2月期の純利益を従来の470億円から455億円に下方修正したが想定の範囲内だろう。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(24001.92、+122.80)
・ナスダック総合指数は上昇(6986.07、+28.99)
・シカゴ日経225先物は上昇(20340、大阪比+230)
・1ドル108円40-50銭
・米原油先物は上昇(52.59、+0.23)
・SOX指数は上昇(1201.40、+11.56)
・VIX指数は低下(19.50、-0.48)
・日銀のETF購入
・企業業績改善への期待感
・トヨタ (T:7203)マグナに生産委託、新型スープラ、経営効率を追求
・三菱電 (T:6503)独クカと協業、産ロボと工作機械、連携しやすく
・FUJI (T:6134)仮想空間で動作検証、ロボットSI向け基盤、共同開発
・サン電子 (T:6736)工場・建設現場でAR、スマートグラス発売へ
・MS&AD (T:8725)、米独と提携 十数億円出資 オンライン保険強化
☆前場のイベントスケジュール
・07:30 クラリダ米FRB副議長講演(ニューヨーク大学フォーラム)
・09:30 豪・11月小売売上高(前月比予想:+0.3%、10月:+0.3%)
<SF>
■株式見通し:買い先行も、次第にこう着感が強まる
■前場の注目材料:安川電、3Q営業利益416億円、通期純利益を下方修正も想定内
■トヨタ、マグナに生産委託、新型スープラ、経営効率を追求
■買い先行も、次第にこう着感が強まる
11日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行も、次第にこう着感が強まりそうである。
10日の米国市場はNYダウが120ドル超の上昇となった。
主要小売企業が相次いで年末商戦の低調さを背景に業績見通しの下方修正を発表。
パウエルFRB議長が連銀のバランスシートを縮小する金融政策(量的引き締め)を維持していることに言及したことが重石となったが、引けにかけて切り返している。
この流れから、シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の20340円としっかりとなり、これにサヤ寄せする格好から前日の下げに対する自律反発をみせよう。
その後は決算の反応を睨みながらの相場展開になろう。
市場の関心が集まっていた安川電機 (T:6506)は米中貿易摩擦の影響で、2019年2月期の純利益を従来の470億円から455億円に下方修正したが想定の範囲内だろう。
9-11月の営業利益はコンセンサスを若干下回る内容であり、アク抜けを意識させてくるかが注目される。
一方で、ファーストリテ (T:9983)はややネガティブとなり、日経平均の重石になりそうだ。
もっとも、3連休を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすい。
年初の為替市場でのドル円の105円割れをみていることもあり、オーバーウィークのポジションを避ける動きもありそうだ。
トランプ大統領は、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)までに連邦政府機関の一部閉鎖が解除されない場合、会議出席を取りやめることを検討していると伝えられている。
中国副主席がダボス会議に出席する事でトランプ大統領との会談の可能性から米中貿易摩擦を巡る意見交換などへの期待もあるが故に、神経質にさせる一因となる。
さらに米紙WSJの調査によれば、エコノミストは米国のリセッション(景気後退)リスクが高まったとみていると報じている。
エコノミストらの予想を平均すると、向こう12カ月間で米国がリセッションに陥る確率は約25%と、11年10月以来の高水準だったと伝えていることもあり、手掛けづらそうだ。
そのため、物色の流れとしては、外部リスクを避ける流れから、中小型株に向かいやすいだろう。
■安川電、3Q営業利益416億円、通期純利益を下方修正も想定内
安川電 (T:6506)は10日、第3四半期決算を発表。
売上高は3613.20億円、営業利益が416.38億円だった。
通期計画に対する進捗率は78.5%となる。
9-11月では111億円となり、のコンセンサス(120億円程度)を若干下回るが、想定内の着地となる。
米中貿易摩擦の影響で、2019年2月期の純利益を従来の470億円から455億円に下方修正したが想定の範囲内だろう。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(24001.92、+122.80)
・ナスダック総合指数は上昇(6986.07、+28.99)
・シカゴ日経225先物は上昇(20340、大阪比+230)
・1ドル108円40-50銭
・米原油先物は上昇(52.59、+0.23)
・SOX指数は上昇(1201.40、+11.56)
・VIX指数は低下(19.50、-0.48)
・日銀のETF購入
・企業業績改善への期待感
・トヨタ (T:7203)マグナに生産委託、新型スープラ、経営効率を追求
・三菱電 (T:6503)独クカと協業、産ロボと工作機械、連携しやすく
・FUJI (T:6134)仮想空間で動作検証、ロボットSI向け基盤、共同開発
・サン電子 (T:6736)工場・建設現場でAR、スマートグラス発売へ
・MS&AD (T:8725)、米独と提携 十数億円出資 オンライン保険強化
☆前場のイベントスケジュール
・07:30 クラリダ米FRB副議長講演(ニューヨーク大学フォーラム)
・09:30 豪・11月小売売上高(前月比予想:+0.3%、10月:+0.3%)
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