以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家藤川里絵氏(ブログ:オレンジーナ通信、ツイッター:@Forangina」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年06月11日20時 に執筆
みなさんこんにちは!拙著「数字オンチもへっちゃら! 文系女子の分かる! 株の本」の出版記念セミナーを、7月9日(日)に控え、早くも若干ソワソワしているFISCOソーシャルレポーターの藤川です!
今日は「社名買い」について、お話したいと思います。
まだ音楽をダウンロードするなんてことがなかった時代は、CDやレコードをジャケットのビジュアルで判断して買う、いわゆるジャケ買いをよくしていました。
当たることもあれば、外れることもありますが、中身を想像しながら、最初の曲を再生するのはドキドキワクワクしたものです。
その古き良き時代の名残か、わたしには表題の「社名買い」をするクセがあります。
正確には、社名に惹かれて投資対象に加えることがよくあります。
社名がキッカケで事業内容を調べてみたら、まったく社名のイメージと違ってたりすると思わず興奮、まさにギャップ萌えです。
そこからその企業に惚れ込んで、投資をすることがけっこうあります。
たとえばマニー (T:7730)…かわいいー!
ま行とな行は、響きが柔らかいこともあり、女の子の名前によく使われます。
また、なんとなく某ビスケットを連想させますし、なんだったらナニー(ベビーシッター)ともかぶります。
いずれにしろ、女子もしくは子ども、赤ちゃん対象のサービスを提供してるのかな?なんて思いました。
ところがところが、マニーのサイトを見てみると、いきなりお医者さまがなにやら光った器具を手に手術している写真です。
ギャ、ギャップ萌えーーーーーー。
「患者のためになり、医師の役に立つ製品の開発・生産・提供を通して世界の幸福に貢献する」
思わず正座して読みたくなるような硬派なお言葉。
事業内容は、手術用縫合針、眼科ナイフなどの製造販売。
社名の柔らかさとは真逆の尖った製品を扱っております。
ここまで社名のイメージを裏切られたら、がぜん興味が沸いてきます。
このマニーという会社、なかなか優秀で、過去3年連続増収営業増益、なおかつ現在進行中の17年8月期の予想も営業増益予定。
4月6日に発表された第2四半期決算(16年9月~17年2月)は、売上高、営業利益、経常利益すべて会社予想値よりも上振れて着地。
営業利益率は約25%と高く、しかも有利子負債ゼロ!…なにこのハイスペック。
さらに素敵ポイントは、きっぱりやらないことを決めてること。
同社サイトに下記のような宣言があります。
トレードオフ(やらないこと)
(1)医療機器以外扱わない
(2)世界一の品質以外は目指さない
(3)製品寿命の短い製品は扱わない
(4)ニッチ市場(年間世界市場 5,000億円程度以下)以外に参入しない
上記のトレードオフを守ることで、長期的な安定成長を目指しております。
惚れました。
ちょうど中間決算が発表されたタイミングの4月13日に2,690円で買い、5月9日に3,100円で売却。
その後、しばらくもみ合いを続け、若干ダレてる印象も受けますが、週足で見るとまだまだ上昇トレンドは崩れていないように思います。
7月6日(予定)に第3四半期決算を控えてますので、そこで通期予想の上方修正などあれば、さらに一段上値を目指してくれるんじゃないかと、次の買いタイミングを狙っている次第です。
ちなみにマニーという社名の由来ですが、前社名が松谷製作所(堅っ!)で、海外のお客様がMATSUTANIと言いづらく、最初のMAと最後のNIを取って、MANIと呼んだのが最初らしいです。
もうひとつ、MANIは「MAN & I (人類と我々社員1人1人)」という意味も表しているそうですが、それはわたしの中では後付け疑惑ありです(笑)
ともかくこんな風に社名買いでいい結果が出せることもありますので、よければみなさんも素敵な社名に出会ったらトライしてみてください。
なお、出版記念セミナーに興味がありましたらブログ「オレンジーナ通信」にてご案内しておりますのでご覧くださいませ。
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執筆者名:藤川里絵
ブログ名:オレンジーナ通信
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年06月11日20時 に執筆
みなさんこんにちは!拙著「数字オンチもへっちゃら! 文系女子の分かる! 株の本」の出版記念セミナーを、7月9日(日)に控え、早くも若干ソワソワしているFISCOソーシャルレポーターの藤川です!
今日は「社名買い」について、お話したいと思います。
まだ音楽をダウンロードするなんてことがなかった時代は、CDやレコードをジャケットのビジュアルで判断して買う、いわゆるジャケ買いをよくしていました。
当たることもあれば、外れることもありますが、中身を想像しながら、最初の曲を再生するのはドキドキワクワクしたものです。
その古き良き時代の名残か、わたしには表題の「社名買い」をするクセがあります。
正確には、社名に惹かれて投資対象に加えることがよくあります。
社名がキッカケで事業内容を調べてみたら、まったく社名のイメージと違ってたりすると思わず興奮、まさにギャップ萌えです。
そこからその企業に惚れ込んで、投資をすることがけっこうあります。
たとえばマニー (T:7730)…かわいいー!
ま行とな行は、響きが柔らかいこともあり、女の子の名前によく使われます。
また、なんとなく某ビスケットを連想させますし、なんだったらナニー(ベビーシッター)ともかぶります。
いずれにしろ、女子もしくは子ども、赤ちゃん対象のサービスを提供してるのかな?なんて思いました。
ところがところが、マニーのサイトを見てみると、いきなりお医者さまがなにやら光った器具を手に手術している写真です。
ギャ、ギャップ萌えーーーーーー。
「患者のためになり、医師の役に立つ製品の開発・生産・提供を通して世界の幸福に貢献する」
思わず正座して読みたくなるような硬派なお言葉。
事業内容は、手術用縫合針、眼科ナイフなどの製造販売。
社名の柔らかさとは真逆の尖った製品を扱っております。
ここまで社名のイメージを裏切られたら、がぜん興味が沸いてきます。
このマニーという会社、なかなか優秀で、過去3年連続増収営業増益、なおかつ現在進行中の17年8月期の予想も営業増益予定。
4月6日に発表された第2四半期決算(16年9月~17年2月)は、売上高、営業利益、経常利益すべて会社予想値よりも上振れて着地。
営業利益率は約25%と高く、しかも有利子負債ゼロ!…なにこのハイスペック。
さらに素敵ポイントは、きっぱりやらないことを決めてること。
同社サイトに下記のような宣言があります。
トレードオフ(やらないこと)
(1)医療機器以外扱わない
(2)世界一の品質以外は目指さない
(3)製品寿命の短い製品は扱わない
(4)ニッチ市場(年間世界市場 5,000億円程度以下)以外に参入しない
上記のトレードオフを守ることで、長期的な安定成長を目指しております。
惚れました。
ちょうど中間決算が発表されたタイミングの4月13日に2,690円で買い、5月9日に3,100円で売却。
その後、しばらくもみ合いを続け、若干ダレてる印象も受けますが、週足で見るとまだまだ上昇トレンドは崩れていないように思います。
7月6日(予定)に第3四半期決算を控えてますので、そこで通期予想の上方修正などあれば、さらに一段上値を目指してくれるんじゃないかと、次の買いタイミングを狙っている次第です。
ちなみにマニーという社名の由来ですが、前社名が松谷製作所(堅っ!)で、海外のお客様がMATSUTANIと言いづらく、最初のMAと最後のNIを取って、MANIと呼んだのが最初らしいです。
もうひとつ、MANIは「MAN & I (人類と我々社員1人1人)」という意味も表しているそうですが、それはわたしの中では後付け疑惑ありです(笑)
ともかくこんな風に社名買いでいい結果が出せることもありますので、よければみなさんも素敵な社名に出会ったらトライしてみてください。
なお、出版記念セミナーに興味がありましたらブログ「オレンジーナ通信」にてご案内しておりますのでご覧くださいませ。
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執筆者名:藤川里絵
ブログ名:オレンジーナ通信