■2015年3月期トピックス
(2)農業分野
農業分野では、農業用整水器「AG-10」と「AG-30」を発売した。 この整水器で作った電解水素水で栽培することによって、栄養素が高い野菜や果物を作れるほか、収穫量の拡大も期待できる。
実際、既に導入した農園では高い成果を挙げているようである。
熊本県の「森口農園」では、イチゴの収穫量が天候不順によりほかの農家で20～50%程度の減少となるなか、前年度比で倍以上の収穫量を達成したという。
これは、九州地方で放送されている、テレビのワイドショーでも紹介され、大きな反響を呼んだという。
さらに、還元野菜の試験販売を始めた。
フルーツトマト、小松菜、春菊、ホウレンソウ、白菜、水菜などをセットにした「還元野菜セット」を3,000円（税別）で整水器のユーザーに発売した。
試験販売の結果は上々だったようで、購入した消費者の8割から再購入したいというアンケート結果を得たという。
今までは、高知県を中心に事業化に向けた準備をしてきたが、既に山形、栃木、滋賀、広島、和歌山、大分などの他県からも引き合いが来ているという。
日本トリム (TOKYO:6788)では、大手の農業関連メーカーとの提携も視野に事業拡大に取り組む。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光）