■NY株式:NYダウ214ドル高、堅調な経済指標を好感米国株式相場は上昇。
ダウ平均は214.66ドル高の25862.68、ナスダックは75.90ポイント高の7898.05で取引を終了した。
4月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行。
複数の主要企業決算も好感され、終日堅調推移となった。
セクター別では、ソフトウェア・サービスや素材が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、決算内容が予想を上振れ、上昇。
小売最大手のウォルマート(WMT)は、好決算を発表し堅調推移。
ファストフードのジャック・イン・ザ・ボックス(JACK)は、業績見通しを据え置き買われた。
一方で、米商務省が、米企業による中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)との取引を事実上禁止し、クアルコム(QCOM)やマイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が下落した。
サウジアラビアの石油施設が攻撃され、中東情勢が緊迫化している。
12日にも同国の石油タンカーが攻撃されており、イランの関与が疑われている。
19日に石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC産油国で会合が開かれるが、紛糾が予想され、原油相場の上昇に繋がりそうだ。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:米経済指標軒並み改善を好感してドル買い、一時109.97円16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円60銭から109円97銭まで上昇し、109円85銭で引けた。
この日発表された米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や4月住宅着工件数などすべての指標が改善したことで、株高・長期金利上昇、ドル買いとなった。
ユーロ・ドルは1.1206ドルから1.1166ドルまで下落し、1.1174ドルで引けた。
イタリア副首相の反EU的発言を懸念してユーロ売りになった。
ユーロ・円は122円96銭まで上昇後、122円64銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.2816ドルから1.2788ドルまで下落。
英首相が6月上旬に退任時期表明との報道でポンド売りになった。
ドル・スイスフランは1.0088フランから1.0107フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で62.87ドル、中東緊張による供給懸念や株高による需要回復思惑NY原油先物は続伸(NYMEX原油6月限終値:62.87↑0.85)。
62.67ドルから一時63.48ドルまで上昇した。
サウジアラビア(ムハンマド皇太子実弟)がパイプライン攻撃について、イランが命令してイエメン反政府勢力が実行したと非難したことを受けて、中東緊張激化による供給懸念が強まり、買いになった。
また、米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や4月住宅着工件数などの改善を受けた株高を好感、需要回復思惑も買いにつながった。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 28.59ドル +0.30ドル(+1.06%)モルガン・スタンレー(MS) 44.28ドル +0.38ドル(+0.87%)ゴールドマン・サックス(GS)199.14ドル +2.74ドル(+1.40%)インテル(INTC) 45.53ドル -0.09ドル(-0.20%)アップル(AAPL) 190.08ドル -0.84ドル(-0.44%)アルファベット(GOOG) 1178.98ドル +14.77ドル(+1.27%)フェイスブック(FB) 186.99ドル +0.72ドル(+0.39%)キャタピラー(CAT) 126.61ドル -0.69ドル(-0.54%)アルコア(AA) 24.98ドル -0.03ドル(-0.12%)ウォルマート(WMT) 101.31ドル +1.43ドル(+1.43%)スプリント(S) 6.08ドル +0.01ドル(+0.16%)