[15日 ロイター] - 原油先物は15日、アジア市場序盤の取引で上昇している。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ幅を巡り不透明感が広がる中、前日には2月23日以来の安値まで下げる場面もあったが、その後下げ幅を縮小した。
0007GMT(日本時間午前9時07分)時点で北海ブレントは0.80ドル(0.8%)高の1バレル=99.90ドル。米WTIは0.69ドル(0.7%)高の同96.47ドル。
FRBのタカ派として知られるウォラー理事とセントルイス地区連銀のブラード総裁は14日、今月の会合で予想される利上げ幅について、75ベーシスポイント(bp)を支持すると表明した。これを受け、前日発表の6月の消費者物価指数(CPI)を反映して金融市場で台頭していた100bpの利上げ観測が後退した。
中東歴訪中のバイデン米大統領は15日にサウジに向かう。サウジのサルマン国王と会談する予定で、原油増産を要請するほか、悪化した両国の関係修復を目指す。