[7日 ロイター] - サウジアラビア政府系ファンドが支援する新ゴルフツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」に参戦するブライソン・デシャンボーとブルックス・ケプカ(ともに米国)が7日、LIV参加選手に世界ランキングポイントを付与しないとするオフィシャルワールドゴルフランキング(OWGR)の決定について「避けられないことを先延ばしにしている」と批判した。
LIVは今週、MENA(中東・北アフリカ)ツアーとの提携を発表。LIVは現在、世界ランキングポイント対象外だが、MENAツアーがOWGRの対象ツアーであることから、LIVの大会がMENAツアーの一部となることで即時ポイントを獲得するという流れを狙ったものとみられる。
ところが、OWGRは6日に、LIVの直近2大会に関して参加選手に世界ランキングポイントは付与されないとし、MENAから一連の変更についての連絡を受けたものの「慣習的に必要とするレビューを行うには不十分。そのレビューが完了した場合のみ、MENAツアーの新しい大会へのポイント付与が決定する」との見解を示していた。
2020年全米オープン覇者のデシャンボーは、「彼らは避けられないことを先延ばしにしている。われわれは、彼らの基準の全てを満たしているので、私たちがポイントを得られないことは少しクレイジーだと思う」と述べた。
元世界ランキング1位でメジャー4勝のケプカも、「曖昧な答えは嫌い。どちらか選ぶべきだ。イエスかノーか、はっきりすべき」といら立ちを隠さなかった。