[ストックホルム 8日 ロイター] - スウェーデンの家具大手イケアは、ロシアのスタッフ約1万5000人に対する賃金の支払いを8月まで3カ月延長したと明らかにした。それ以降も支給を続ける可能性があるとした。
イケアは3月上旬、ロシアのウクライナ侵攻や供給網の混乱などを理由に、ロシアの店舗を一時的に閉鎖し部品調達も停止する方針を示した。
イケアの幹部はロイターのインタビューで賃金を支払うための資金について「制裁を全て順守しており(ロシア国内の)資産を活用している」と述べ、詳細には踏み込まなかった。
ロシアから完全撤退を検討しているかどうかについてもコメントを控えた。