本日の米国市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。
1. FRBメンバー発言/米国内自動車販売台数
ウィリアムズNY連銀総裁は本日午後7時35分よりチューリッヒで「世界経済と金融政策見通しの重要事項」のパネルディスカッションに参加する。
メスター米クリーブランド連銀総裁は3日午前0時00分よりロンドンの欧州経済金融センターで経済見通しについて講演を行う。
3日午前5時30分、6月米国内自動車販売台数が発表される。予想販売台数は1700万台。なお5月の販売台数は予想を上回り1730万台となった。
2. 米API週間原油在庫量
3日午前5時30分、米石油協会(API)が米週間原油在庫を発表する。3週連続での在庫減少となるのか注目が集まる。
米WTI原油先物は一時1.1%高の59.09ドルを付けた。米中貿易戦争の休戦で市場心理が回復する一方、OPECプラスが協調減産延長に合意したと複数メディアが報じている。
ロシアのプーチン大統領はG20大阪サミットでサウジのムハンマド皇太子と会談し、9か月間の減産延長に合意した。
オアンダでシニアマーケットを務めるEdward Moya氏は「G20サミットの成果は米中双方が貿易協議再開に合意したこと、ロシアとサウジが9か月間の協調減産延長に合意したことだ」と述べている。
3. アキュイティー・ブランズ決算報告
照明・エネルギー管理ソリューション大手アキュイティー・ブランズ(NYSE:AYI)は2日寄付き前に3-5月期決算報告を行う。
同社決算は北米照明市場の低迷を反映し軟調な結果になる見通し。背景には照明機器需要の縮小やコストの増大などがある。
Vern NagelアキュイティーCEOは4月、今年の北米照明市場成長率は1桁前半に留まるだろうと発言した。
一方で、同社は集中力を高める効果のある白色LEDやネットワークで管理できる街路灯など、画期的な照明器具を開発し売上を伸ばしてきた。
アキュイティー3-5月期決算予想売上高は9億7145万ドル、予想EPSは2.42ドル。