[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシアで17日、一部パーム油の禁輸措置で所得が急減したとして、中小の農業従事者数百人が首都などで禁輸解除を求めるデモを行った。
インドネシアは世界最大のパーム油輸出国だが、食用油の価格高騰抑制を狙い4月28日から一部パーム油の輸出を停止した。
首都では、デモ隊が経済担当調整省建物の周囲でヤシの実を満載したトラックを伴って行進。中小農業従事者の団体は声明で、禁輸措置発表以来、ヤシの実価格は自治体指定の最低価格を70%下回っているほか、精製所の少なくとも25%が自営農場からのヤシの実購入を停止していると指摘した。
また、デモ隊が大統領官邸まで行進する予定と説明。他の22県でも類似のデモが行われていると明らかにした。