[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は16日、グローバルな変化に対応して、EUの反トラスト規制を修正する方針を示した。
ハイテク分野で主導権を握るため、総額7500億ユーロ(8900億ドル)の新型コロナウイルス復興基金の20%をデジタル事業に投資する方針も示した。
次世代スーパーコンピューターの開発に80億ユーロを投じる。
同委員長は欧州議会で「グリーンとデジタルへの2つの移行を推進するため、3月に新産業戦略を発表した。過去6カ月、そうした流れは加速する一方だ。国際的な競争を取り巻く環境は根本的に変化している」と表明。
「このため、来年上半期に産業戦略を更新し、競争の枠組みを適応させていく。後れを取ってはならない」と述べた。