[東京 18日 ロイター] - 全国銀行協会は18日、4月以降も当面の間、三毛兼承会長(三菱UFJ銀行頭取)が続投すると発表した。就任予定だったみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は、みずほ銀行で起きたシステム障害の原因究明と事後対応に専念する。
三毛会長は同日の会見で、みずほ銀でのシステム障害について「銀行界の代表として、誠に申し訳ない思いであり、重ねておわび申し上げたい」と謝罪。その上で「同様の障害が他行でも発生しないよう、いま一度、システムの運用管理などの点検を進める必要がある」との認識を示した。
三毛会長は会長職の引き渡し時期について「(みずほFGが)原因究明などに一定の道筋をつけ、今後の調整も確立した上で判断することとなる」と述べた。
一方、日銀が18日、19日の金融政策決定会合で長期金利変動幅を拡大するなどと報道されていることについては「最大限の効果を発揮する形で金融政策が運営されていくよう、適切な政策調整が検討されることを期待している」と述べた。
(新田裕貴)