【ブラジル】ボベスパ指数 63837.85 +0.52％20日のブラジル株式市場は反発。
主要指標のボベスパ指数は前日比332.24ポイント高(+0.52％)の63837.85で取引を終えた。
63927.20まで上昇した後、一時62728.75まで下落した。
鉄鉱石大手ヴァーレ（VALE5）の大幅上昇が指数をサポートした。
好調な生産量報告が支援材料となった。
また、利下げの実施も改めて好感された。
ブラジル中央銀行は19日、市場予想通り政策金利であるセリック金利を0.25％引き下げた。
ほかに、中銀がインフレ動向などを注視し、今後も金利調整の可能性を示唆したことも好感された。
【ロシア】MICEX指数 1957.09 -0.53％
20日のロシア株式市場は続落。
主要指標のMICEX指数は前日比10.41ポイント安(-0.53％)の1957.09で取引を終了した。
1968.11から1956.61まで下落した。
原油価格の大幅反落が嫌気され、資源銘柄に売りが広がった。
また、ウクライナ情勢を巡るウクライナやロシア、フランス、ドイツの4カ国会談内容では、前進がみられないとの観測も圧迫材料。
ほかに、欧州中央銀行（ECB）が政策金利と量的緩和プログラムの現状維持を発表したことが足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 28129.84 +0.52％
20日のインドSENSEX指数は小動き。
前日比145.47ポイント高(+0.52％)の28129.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同40.30ポイント高(+0.47％)の8699.40で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや縮小させた。
原油価格の上昇を受け、資源セクターを中心に買いが先行。
また、アジアの主要な株式市場が堅調な値動きを示したこともサポート材料となった。
ほかに、米大統領選挙をめぐり、新興国市場にポジティブな影響を与えるとみられる民主党のヒラリー・クリントン候補が優勝するとの見方が優勢になっていることも好感された。
【中国本土】上海総合指数 3084.46 -0.01％
20日の中国本土マーケットは小動き。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.26ポイ
ント安（-0.01％）の3084.46ポイントと3日ぶりに反落した。
人民元の下落基調が不安視された。
上海外国為替市場では、人民元の対米ドル相場が依然として約6年1カ月ぶりの低水準で推移している。
一方、市場活性化の期待はプラス。
「適格海外機関投資家（QFII）」制度と「人民元適格海外機関投資家（RQFII）」制度による新規口座開設数は、今年9月にに単月ベースの過去最高を更新している。
好悪材料が入り混じるなかで方向感がみられない。
前日の終値を挟み、指数は一進一退で推移した。