[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアは30日、ウクライナが首都モスクワにこれまでで最大級のドローン(無人機)攻撃を仕掛けたと明らかにした。首都に向かっていた8基全てを破壊したとしている。
ソビャーニン・モスクワ市長によると、2人が負傷、このうち1人が病院に運ばれた。死者の報告はない。
モスクワ南西部では0200─0300GMT(日本時間午前11─12時)に大きな爆発音がしたと市民が証言。ドローン1機が撃墜され煙が上がっている様子の動画も紹介されている。
ロシア国防省は「けさウクライナがモスクワに無人機攻撃を仕掛けた。8機が関与しており、全て撃墜された」と発表した。
ウクライナ政府は今月のロシア大統領府に対する攻撃への関与を否定しているが、米紙ニューヨーク・タイムズによると、米情報筋は関与があったとみている。
ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は30日、モスクワのドローン攻撃への直接的関与を否定した。ただ、ウクライナは今回の攻撃を楽しんで見ており、今後もこうした攻撃は増えると予想した。
ユーチューブの番組で「喜んでみており、今後もこうした攻撃が増えると予想している。だがもちろんわれわれはこの攻撃に直接的に関係してない」と述べた。
*ウクライナ大統領府顧問の発言を追加しました。