[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツのアルトマイヤー経済相は22日、新型コロナウイルス感染予防のためのロックダウン(都市封鎖)の再導入を回避できれば、国内経済は来年プラス成長が見込めると述べ、景気は政府が半年前に想定していたよりも良いとの見方を示した。
さらに、1月以降、中小企業や自営業者向けの支援策を3カ月、もしくは半年延長すべきだとの考えを示した。
政府は2020年の経済成長率はマイナス5.8%、21年はプラス4.4%になると予想。新型コロナ感染を引き続き抑制することが前提となっている。
アルトマイヤー氏は追加支援策について具体的な規模には言及しなかった。ただ、メルケル政権は追加措置を計画しており、政権と連立を組む社会民主党も支援措置の延長を求めている。
ドイツ国内の新型コロナ感染は増加ペースが加速している。22日に公表されたデータによると、1日当たり感染者は初めて1万人を上回り、ロックダウン第2弾への懸念が高まっている。
アルトマイヤー氏は、ロックダウン回避にはウイルス感染の抑制が必要だと指摘。新規感染者数の増加は大きな懸念事項だと述べた。
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