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運用収益額7―9月期は6832億円の赤字、金利高で国内債マイナス=GPIF

発行済 2023-11-02 15:57
更新済 2023-11-02 16:28
© Reuters.  11月2日、公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が発表した運用実績によると、2023年7―9月期の運用損益は6832億円の赤字だった。写真は

Ritsuko Shimizu

© Reuters.  11月2日、公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が発表した運用実績によると、2023年7―9月期の運用損益は6832億円の赤字だった。写真は2018年11月、都内で撮影。(2023年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 2日 ロイター] - 公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2日発表した運用実績によると、2023年7―9月期の運用損益は6832億円の赤字だった。金利が上昇基調となり、国内債券でマイナスが大きかった。

収益率ベースではマイナス0.31%だった。主要4資産のうち、国内株式はプラスだったが、国内債券のマイナスが大きかった。外国債券、外国株式もマイナスとなった。物価が高止まりするなか、欧米で利上げが継続されたほか、日銀は長期金利の上限を引き上げるなどし、債券価格は下落した。

年金特会が保有する短期資産を含む積立金全体のうち、9月末時点の保有比率は国内債券26.56%、外国債券24.19%、国内株式24.52%、外国株式24.72%。全体の運用資産残高は219兆3177億円に増えた。

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