ドル/円
正午現在 90.21/23 1.4858/62 134.02/07
午前9時現在 90.28/30 1.4852/58 134.05/18
NY17時現在 90.35/38 1.4844/48 134.14/25
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[東京 13日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点よ
り小幅安の90円前半で推移している。海外市場でのドル買い戻しが一巡し、90円前半
で23銭の値幅でもみあった。ユーロ/ドルや豪ドル/米ドルもドルのショートカバー一
服。ドル売りトレンド継続を確認したいとして様子見ムードが広がりレンジ取引が続いた。
東京市場は全般に動意薄。ドル/円は90.19─90.42円の23銭値幅でもみあ
ったほか、ユーロ/ドルも1.4833─1.4870ドルの37ポイントで値動きが鈍
く、豪ドル/米ドルも0.9224─0.9267ドルと43ポイントのレンジ取引にな
った。海外市場でのドル買い戻しが一服し、次の方向感を模索する展開になった。
前日海外市場では、米国株安や原油、金など商品価格の下落を受けてリスク選好が一服
し、ドルの買い戻しが進行した。ドル/円はストップロスを巻き込んで急上昇し、
89.64円から90.62円まで1円近い上昇になった。ユーロ/ドルは海外市場で
1.4821ドルまで下落。前日アジア時間の高値1.5016ドルからは200ポイン
ト近い調整となった。豪ドル/米ドルも前日アジア時間につけた15カ月ぶり高値
(0.9370ドル)から海外市場では0.9211ドルまで150ポイント以上の下げ
になった。
通常、リスク選好が一服すると円はドルとともに買われ、ドル/円では円買いになるケ
ースが多いが、このところの幅広いドル売りの流れのなかで90円を下回る推移が続いて
おり「ドル/円のポジションもドル・ショートに傾いていた」(国内証券)という。
海外市場でのドルの上昇はドル/円も含めてドルのショート・カバーとみる声が多い。
ただ、巻き戻しが急速だたことに加え、ユーロ/ドルが年初来高値を取りきれずにチャー
ト上ではダブル・トップが形成されつつあるなど、ドル売りの流れに対する不安要因も出
てきている。「基本的にはドル売りトレンドはまだ続くとみているが、転換するかもしれ
ないという警戒感も出て様子見になっている。日米首脳会談や米中首脳会談での材料待ち
だ」(国内証券)という。
<米2年債利回りは0.81%付近まで低下>
ドル/円については、上値には限られるとみる声が多い。「輸出企業の売りが大きく出
てくる水準ではないが、短期筋はドル売りで入ってくる」(邦銀)ことに加え、短めのド
ル金利の低下もドル/円の上値を重くしているという。
前日の米国市場では、30年債入札の不調にもかかわらず期間の短いものを中心に米金
利が低下。2年債利回り
10月26日に1.03%付近をつけたあとは低下基調が続いており、これまで3週間の
下げ幅は0.2%を超えた。ドルと円のLIBORレート逆転も5カ月物まで広がるなど
「ドル/円に影響の大きい短めのドル金利の低下を考えると、ドル/円は上がりにくい」
(邦銀)との声が上がっている。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
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