[ムンバイ 31日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)が31日発表した2021年10─12月期の経常収支は、主に貿易赤字の増加を背景に赤字幅が拡大した。
21/22年度第3・四半期の経常赤字は230億ドルで、国内総生産(GDP)比2.7%だった。前年同期の経常赤字は22億ドル、対GDP比は0.3%だった。
7─9月期の赤字は99億ドル、GDP比1.3%だった。
ICRAのチーフエコノミスト、アディティ・ナヤル氏は、コロナウイルス感染の急増に言及し「第3波が一時的に特定の輸入を抑制し、22年度第4・四半期の経常赤字は170億─210億ドル程度に小幅縮小する」との見通しを示した。
中銀によると、コンピューターやビジネス関連サービスの純輸出の堅調を背景に、純サービス収入は前四半期比と前年比で増加した。
海外からの直接投資は51億ドルで、前年同期の174億ドルから減少した。