[ニューヨーク 5日 ロイター] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイター (TO:TRI) (N:TRI)が5日発表した第2・四半期決算は、利益が予想を上回った。世界的に先行き不透明感が高まる中でも通年の業績見通しを維持した。
売上高は1%減の14億0500万ドル。営業利益は18%減の3億6500万ドルだった。前年同期は一時項目を計上し、営業利益は4億4700万ドルだった。
調整後の1株利益は0.44ドルと、リフィニティブがまとめた市場予想の0.38ドルを上回った。
ロイター・ニュース部門のオーガニック売上高は11%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。同部門の第3・四半期、および通期の売上高は減少が見込まれている。
通年のフリーキャッシュフローは10億─11億ドルと予想。第3・四半期は主要3部門の売上高は3─4%増加するとの見通しを示した。
ハスカー最高経営責任者(CEO)は、企業合併・買収(M&A)活動は欧米で新型ウイルス感染が拡大したことで停滞したが、2021年には上向く可能性があるとの見方を示した。