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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、11月雇用統計に注目

発行済 2020-12-12 14:32
更新済 2020-12-12 14:41
© Reuters.  豪ドル週間見通し:底堅い展開か、11月雇用統計に注目

■上昇、ワクチン接種開始でリスク選好の豪ドル買いも今週の豪ドル・円は上昇。

英国での新型コロナウイルスのワクチン接種開始を好感して、感染抑制による早期景気持ち直しへの期待が広がり、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが観測された。

欧州中央銀行(ECB)は12月10日の理事会で追加緩和を決定したが、市場予想の範囲内だったことから、ユーロ売りは拡大しなかったことも豪ドル・円相場に対する支援材料となった。

取引レンジ:76円90銭-78円78銭。

■底堅い展開か、11月雇用統計に注目来週の豪ドル・円は底堅い展開か。

豪準備銀行(中央銀行)の12月理事会議事要旨が公表されるが、より踏み込んだ追加緩和への示唆はないとみられており、豪ドル売りにつながりにくいとみられる。

経済指標では11月雇用統計が有力な手掛かり材料となりそうだ。

失業率が予想を下回った場合、リスク選好的な豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・15日:豪準備銀行12月理事会議事要旨・17日:11月雇用統計(10月:失業率7.0%、雇用者数増減+17.88万人)予想レンジ:77円50銭-79円50銭

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