[モスクワ 6日 ロイター] - ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は6日公表された国営テレビのインタビューで、新型コロナウイルスの自国産ワクチン「スプートニクV」を最大700万人に接種する方針を示した。
モスクワは5日から医療機関70カ所で、感染リスクの高い人を対象に同ワクチンの大規模接種を始めた。市長は「今後の見通しとしては、600万人から700万人に接種する必要がある」と述べた。
スプートニクVは、当局が最終段階の臨床試験(治験)終了前に承認し、大量接種を始めたため、安全性を懸念する声も上がっている。
ロシアは6日発表の24時間での新型コロナ新規感染者数が2万9039人と過去最多を記録し、累計感染者数が246万0770人に達した。