30日の米国長期債相場はやや強含み。
ミズーリ州のホーリー上院議員は1月6日に開かれる上下院合同会議で、米大統領選におけるバイデン候補の勝利に異議を申し立てる意向を表明したことや、新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて、カリフォルニア州の多くの地域で厳格な都市封鎖が無期限で延長されていることなどが材料視されたようだ。
この日発表された12月シカゴ購買部協会景気指数は59.5で市場予想の56.3程度を上回ったが、債券市場で目立った反応は確認されなかった。
10年債利回りは一時0.955%近辺まで上昇したが、取引終了時点にかけて0.921%近辺まで低下した。
イールドカーブは、若干フラットニング気配。
2年−10年は+80.30bp近辺、2年−30年は+153.70bp近辺で引けた。
2年債利回りは0.12%(前日比:-1bp)、10年債利回りは0.92%(同比:-1bp)、20年債利回りは1.45%(同比-2bp)、30年債利回りは、1.66%(同比:-1bp)で取引を終えた。