23日の仮想通貨相場は、ビットコイン(BTC)が横ばいで推移しているものの、ビットコインキャッシュ(BCH)やEOSが4%以上のプラス。相場全体をけん引している。中国の仮想通貨マイニング大手ビットメインが、昨年のビットコインキャッシュのハードフォークについて「ハッシュ戦争はなかった」としライバルのビットコインSVへエールを送ったことが、好感されたという見方が出ている。
中国の仮想通貨マイニング大手ビットメインは21日、2018年の振り返りをブログで発表。7nm ASIC(特定用途向け集積回路)の立ち上げや仮想通貨決済サービス企業サークルへの投資などを去年の成果として上げたほか、昨年11月に起きたビットコインキャッシュのハードフォークにも言及した。ビットコインABC(現ビットコインキャッシュ)とビットコインSVの間で起きたハッシュレートの奪い合いから「ハッシュ戦争」と呼ばれたハードーフォークについて、ビットメインは「ハッシュ戦争はなく、仮想通貨のより良い未来のために異なる情熱がぶつかった」と回顧。その上で、ビットメインはビットコインSVにエールを送った。