[ニューヨーク 8日 ロイター] - 男子テニスのニック・キリオス(オーストラリア)が出場した四大大会の全米オープンでラケットを破壊していたことを受け、非紳士的行為として1万4000ドル(約200万円)の罰金処分を科された。
キリオスは準々決勝でロシア出身のカレン・ハチャノフに敗れ、ラケット2本を破損。罰金額は現時点で今大会の最高で、キリオスは5つの違反行為により罰金が合計3万2500ドルに上っている。
罰金は今大会でキリオスが得た賞金47万3200ドル(シングルスで44万5000ドル、ダブルスで2万8200ドル)から自動的に差し引かれる。
キリオスは敗退後、記者団に「グランドスラムでみんなが覚えているのは勝ったか負けたか。正直なところ、優勝かそれ以外だと思う。だから、今は失敗だったと感じている」と語り、全米8強の結果に意味はないとした。