[ヨハネスブルク 20日 ロイター] - 南アフリカはサハラ以南アフリカ諸国と米国との通商会議を11月2―4日にヨハネスブルクで開催する。米国と南アフリカの当局が20日、共同声明で発表した。
会議では、2025年9月30日に失効するアフリカ成長機会法(AGOA)の将来の取り扱いについて協議する。AGOAは条件を満たす国からの輸入に対し、無関税の特恵待遇を与えている。
米通商代表部(USTR)のタイ代表は「AGOAをより変革的にする機会を巡る協議」のため南アフリカを訪問することを心待ちにしていると表明。南アフリカのパテル貿易産業相は「AGOAを2025年以降も延長することがアフリカへの投資を促進するとともに、米国とアフリカ諸国の双方に恩恵をもたらす」と述べた。
一方、米議会では南アフリカがロシアとの軍事面の関係を強めていることを踏まえ、通商会議の開催地を変えるべきだとの声も上がっている。米上下両院の有力議員は6月の書簡でバイデン政権に、通商会議を別の場所で開催するよう求めた。