サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

大和証G、1―3月期経常利益は84%増 「4月も順調なスタート」

発行済 2024-04-25 16:55
更新済 2024-04-25 17:01
© Reuters.  4月25日、大和証券グループ本社は、2024年1―3月期の連結経常利益が前年同期比84.2%増の567億円、純利益が同131.2%増の395億円だったと発表した。写真は
8601
-

Miho Uranaka

[東京 25日 ロイター] - 大和証券グループ本社は25日、2024年1―3月期の連結経常利益が前年同期比84.2%増の567億円、純利益が同131.2%増の395億円だったと発表した。好調な株式市況を背景に、個人投資家向けのファンドラップの契約や株式投信販売が増加、機関投資家の株式投資も増えて利益を押し上げた。会見した吉田光太郎最高財務責任者(CFO)によると「4月もまずまず順調なスタート」という。

通期の経常利益は1745億円で、9年ぶりの高水準。全部門で増収増益となった。吉田CFOは、戦略が大きく進捗したことに伴う利益で、「強い手応えを感じている」と述べた。

同社は、資産管理型ビジネスモデルへの移行と事業ポートフォリオの拡充により、安定収益の確保を進めてきた。1─3月の残高ベース収益は249億円まで拡大し、リテール営業部門の固定費を初めて上回った。

吉田CFOによると、足元の業績も好調で、ファンドラップの契約額は1―3月平均を上回り、投資信託の買い付け額は1─3月に迫るペースという。

© Reuters.  4月25日、大和証券グループ本社は、2024年1―3月期の連結経常利益が前年同期比84.2%増の567億円、純利益が同131.2%増の395億円だったと発表した。写真は同グループのロゴ。2017年1月、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

<行き過ぎた円安には注意>

外為市場ではこの日、ドルが一時155円後半まで上昇し34年ぶり高値を再び更新した。吉田CFOは円安について、プラス面マイナス面両方あるとした上で「急激な、行き過ぎた円安水準は、コストプッシュのようなインフレを招くため、警戒すべき」との見解を示した。

円安や金利の上昇傾向に伴い、国内個人投資家の資産形成の考え方が「キャッシュ・イズ・キングからポートフォリオを考える状況になってきている」とし、強みを持つ対面営業を生かしていく意向を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます