皆さん、こんにちは。
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週の米国市場ではNYダウやナスダック総合指数が大幅続落。
欧州や中国の低調な経済指標を受けて世界経済の減速懸念が広がりました。
18-19日のFOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25−2.50%のレンジに予想通りに引き上げられ、2019年の利上げ予想回数は2回に引き下げに。
パウエル議長の会見では、経済活動が力強いペースで拡大していると指摘される一方で成長鈍化への懸念もあり、データ次第では金融政策変更の可能性もあると話されたものの、支援材料とはならなかったよう。
日銀の金融政策決定会合でも、現行の大規模金融緩和策の維持と政策据え置きとなったことで、市場がリスクオフの様相でも日米の中央銀行の政策が変わらなかったことが今後の市場の展望において失望に繋がったのかもしれません。
また米国では、民主・共和両党の対立で暫定予算案が承認されず、一部政府系機関の閉鎖という由々しき事態になることが確実となりました。
政治的な先行き不透明もあり、リスクオフの流れから米株は大いに売られ、米主要3指数は揃って年初来安値を更新。
為替市場では『ドル/円は111円台前半が重く110円台後半へ下落したものの111円台前半に戻して21日のNY市場の取引を終了』、25日には110円台前半に下落しています。
日経平均株価は、18日に大幅に反落するとその後は大幅安の1週間に。
週明け24日のダウも大幅安となり、25日の日経平均は1,000円を超える下落で一気に2万円台を割り込んでいます。
さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。
レポートでは、まず『週前半は欧米市場がクリスマス休場となり、流動性低下の中でトランプ大統領のツイートなど配信内容次第でドル/円は上下に大きく振れ幅の大きな値動きになる可能性もあるだけに注意が必要かもしれません』と注意喚起しています。
足元の下落については、『NYダウは10月からの3ヵ月間で実に3,598ドルと大幅に下落したほか、先週末21日まで12月月間(-3,093ドル)での下落率は12.1%と1931年以来最大の下落率となっており、クリスマス休暇を挟んでのNY株式市場の動向も注目です。
』と解説しています。
また、米株が下落すれば債券に資金が流れて金利が低下しますが、米債券市場ついては、『今週は2年、5年、7年物米国債入札に対する応札もクリスマスムードの中で限られたものになることが予想されるものの、株式市場から債券市場へと資金が流入する可能性もあり長期金利の一段の低下につながればドル/円の110円割れへの警戒感が高まるかもしれないだけに債券・株式市場の動向が注目されます』と分析。
経済指標については、『27日の米12月消費者信頼感指数や28日の独12月消費者物価指数(速報値)に対する為替、債券、株式市場の反応も注目されます』と考察しています。
年内受け渡しベースでは21日と25日の2日間となっていましたが換金売り等も強まり、25日の日経平均株価は、前営業日比1,010円45銭安の1万9,155円74銭と大幅に続落し2万円の大台割れとなりました。
年末年始については、『27日から欧米は実質的に新年度入りとなるだけに、ヘッジファンドが仕掛け的な動きも予想されるだけに動向には注意が必要です。
さらに週末28日は東証で大納会、安倍政権発足後初の前年末比マイナスで取引を終えることになりそうで、来年の外国人投資家の日本株投資の動向が気になる中、安倍政権の取り組む新たな課題として具体的な対策が求められることになりそうです。
加えて年明け1月14日週の英EU離脱協定案の議会採決に向けた政治的な動きにも注意が必要です』との見解を示しています。
押し目狙いの動きも実質新年度相場入りとなってからになりそうです。
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」は今回が今年最後の配信となります。
2018年は誠にありがとうございました。
今年は『戌笑う』となりませんでしたね。
来年は相場格言では『亥(い)固まる』といわれていますがどうなるでしょうか。
毎週皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
良いお年をお迎えください。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週の米国市場ではNYダウやナスダック総合指数が大幅続落。
欧州や中国の低調な経済指標を受けて世界経済の減速懸念が広がりました。
18-19日のFOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25−2.50%のレンジに予想通りに引き上げられ、2019年の利上げ予想回数は2回に引き下げに。
パウエル議長の会見では、経済活動が力強いペースで拡大していると指摘される一方で成長鈍化への懸念もあり、データ次第では金融政策変更の可能性もあると話されたものの、支援材料とはならなかったよう。
日銀の金融政策決定会合でも、現行の大規模金融緩和策の維持と政策据え置きとなったことで、市場がリスクオフの様相でも日米の中央銀行の政策が変わらなかったことが今後の市場の展望において失望に繋がったのかもしれません。
また米国では、民主・共和両党の対立で暫定予算案が承認されず、一部政府系機関の閉鎖という由々しき事態になることが確実となりました。
政治的な先行き不透明もあり、リスクオフの流れから米株は大いに売られ、米主要3指数は揃って年初来安値を更新。
為替市場では『ドル/円は111円台前半が重く110円台後半へ下落したものの111円台前半に戻して21日のNY市場の取引を終了』、25日には110円台前半に下落しています。
日経平均株価は、18日に大幅に反落するとその後は大幅安の1週間に。
週明け24日のダウも大幅安となり、25日の日経平均は1,000円を超える下落で一気に2万円台を割り込んでいます。
さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。
レポートでは、まず『週前半は欧米市場がクリスマス休場となり、流動性低下の中でトランプ大統領のツイートなど配信内容次第でドル/円は上下に大きく振れ幅の大きな値動きになる可能性もあるだけに注意が必要かもしれません』と注意喚起しています。
足元の下落については、『NYダウは10月からの3ヵ月間で実に3,598ドルと大幅に下落したほか、先週末21日まで12月月間(-3,093ドル)での下落率は12.1%と1931年以来最大の下落率となっており、クリスマス休暇を挟んでのNY株式市場の動向も注目です。
』と解説しています。
また、米株が下落すれば債券に資金が流れて金利が低下しますが、米債券市場ついては、『今週は2年、5年、7年物米国債入札に対する応札もクリスマスムードの中で限られたものになることが予想されるものの、株式市場から債券市場へと資金が流入する可能性もあり長期金利の一段の低下につながればドル/円の110円割れへの警戒感が高まるかもしれないだけに債券・株式市場の動向が注目されます』と分析。
経済指標については、『27日の米12月消費者信頼感指数や28日の独12月消費者物価指数(速報値)に対する為替、債券、株式市場の反応も注目されます』と考察しています。
年内受け渡しベースでは21日と25日の2日間となっていましたが換金売り等も強まり、25日の日経平均株価は、前営業日比1,010円45銭安の1万9,155円74銭と大幅に続落し2万円の大台割れとなりました。
年末年始については、『27日から欧米は実質的に新年度入りとなるだけに、ヘッジファンドが仕掛け的な動きも予想されるだけに動向には注意が必要です。
さらに週末28日は東証で大納会、安倍政権発足後初の前年末比マイナスで取引を終えることになりそうで、来年の外国人投資家の日本株投資の動向が気になる中、安倍政権の取り組む新たな課題として具体的な対策が求められることになりそうです。
加えて年明け1月14日週の英EU離脱協定案の議会採決に向けた政治的な動きにも注意が必要です』との見解を示しています。
押し目狙いの動きも実質新年度相場入りとなってからになりそうです。
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」は今回が今年最後の配信となります。
2018年は誠にありがとうございました。
今年は『戌笑う』となりませんでしたね。
来年は相場格言では『亥(い)固まる』といわれていますがどうなるでしょうか。
毎週皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
良いお年をお迎えください。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子