ニュージーランド準備銀行（RBNZ）は本日、予想外の動きとして、公定歩合を25ベーシスポイント引き下げ、5.25％とした。インフレ率が目標とする1％から3％の範囲に近づきつつあるなかでの決定である。
今回の利下げは2020年3月以来のことで、31人中19人がRBNZは2023年5月以来据え置かれた前回水準の金利を維持すると予想していたため、調査対象となったエコノミストの大半の予想とは対照的だった。
RBNZの行動は、利下げに沿った市場予想から乖離した。中銀は、今後の緩和ペースは、低インフレ環境と整合的な価格決定行動が維持されるとの確信と、インフレ率が目標レンジの中間値である2％前後で安定するとの期待に左右されると指摘した。
今回の中央銀行の動きは、1年以上続いた金利の安定期間に終止符を打つもので、経済状況の変化に対応した金融政策の転換を示している。
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