[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の政策当局者は今週、3つの政策金利の幅である「コリドー」を均一化する議論に着手したと、5人の関係者がロイターに述べた。ただ7月に行われる可能性は低いという。
ECBの現在の政策金利は中銀預金金利が3.50%、主要政策金利であるリファイナンス金利が4.0%、限界貸出金利が4.25%となっている。ECBスタッフは前日に開いたセミナーで、これらの金利間のスプレッドを等しくするという選択肢を提示。ただ関係者によると、大半の当局者はコリドーの均一化について政策メッセージをぼやけさせるほか、現時点とほぼ変化はないと指摘。また、利上げやバランスシート縮小で手一杯とし、却下したという。