2017年に上下を繰り返しながらも1400％もの上昇劇をみせたビットコイン（BTC）への関心が薄れてきていることが各所で報じられている。 ここ1カ月間、価格変動が縮小傾向にあるBTCだが、インターネット上での検索件数も急減している。
グーグル検索における「ビットコイン」の検索数は、昨年12月の高水準から約80％も減少し、昨年10月来で最低となった。
これを受けて、人々のBTCをはじめとした仮想通貨全般に対する関心が低下してきていることが窺えよう。
一部市場関係者は、BTCについて「リスクを伴うことなく、早く金持ちになれる投資機会ではないということに人々が気付いた」と関心が薄れた要因を述べている。
また、足元で国際通貨基金（IMF）や米証券取引委員会（SEC）などの国際機関が仮想通貨における法規制整備に積極姿勢を示しているなかで、仮想通貨取引規制について議論される予定の20カ国・地域（G20）財務相・中央銀行総裁会議も19日に控えている。
こういった仮想通貨を巡る規制の話題も投資家の関心の低下を助長しており、売買を手掛けづらくさせているようだ。