■NY株式:NYダウ28ドル高、米中協議の不透明感が上値を抑える米国株式相場は上昇。
ダウ平均は28.01ドル高の27677.79、ナスダックは4.03ポイント高の8570.70で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、10月製造業受注が増加に転じ、買いが先行。
その後は、米中通商協議の動向を見極めたいとの思惑から下落に転じる場面もあったが、引けにかけて再び上昇した。
耐久消費財・アパレルやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で小売やエネルギーが下落した。
ビジネスチャットツールのスラック(WORK)は、通期見通しを引き上げ上昇。
ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。
携帯端末のアップル(AAPL)は、シティグループによる目標株価引き上げを受け買われた。
一方で、食品小売のクローガー(KR)は、決算内容が予想を下振れ、下落。
宝飾品のティファニー(TIF)も、決算内容が嫌気され売られた。
医薬品のバイオジェン(BIIB)は、3月に打ち切った日本のエーザイと開発中のアルツハイマー治療薬の研究を再開する計画を発表した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:雇用統計悪化の思惑や米政治不安でドル弱含み5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円92銭まで上昇後、108円66銭まで下落し、108円75銭で引けた。
米10月貿易赤字が予想以上に縮小したほか、米中貿易交渉は成功し、追加関税発動は避けられるとの期待で一時ドル買いが強まった。
しかし、米雇用統計への警戒感やペロシ議長が「米下院はトランプ大統領の弾劾決議案を作成する」と表明したことから、警戒感がさらに強まりドル買いは後退した。
ユーロ・ドルは、1.1089ドルから1.1108ドルまで上昇し、1.1104ドルで引けた。
ユーロ・円は、120円89銭まで上昇後、120円60銭まで反落した。
ポンド・ドルは、1.3126ドルから1.3166ドルまで上昇した。
英国のジョンソン首相は「総選挙で与党が勝利した場合、2020年1月末までに欧州連合(EU)離脱する」と表明し、秩序ある離脱への期待にポンド買いが続いた。
ドル・スイスは、0.9895フランから0.9868フランまで下落した。
■NY原油:横ばいで58.43ドル、OPECプラスは日糧50万バレルの減産量拡大を提案NY原油先物1月限は横ばい(NYMEX原油1月限終値:58.43 0.00)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比変わらずの1バレル=58.43ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは58.10ドル−59.12ドル。
報道によると、石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟国を加えた「OPECプラス」の委員会は5日、日量120万バレルの協調減産量を170万バレルとする案を提言した。
減産拡大の期間について、ロシアは来年3月末まで、OPECの一部閣僚らは来年半ば、または来年末までの減産継続を主張しているようだ。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 33.09ドル +0.12ドル(+0.36%)モルガン・スタンレー(MS) 49.07ドル +0.23ドル(+0.47%)ゴールドマン・サックス(GS)217.14ドル +1.20ドル(+0.56%)インテル(INTC) 56.08ドル +0.06ドル(+0.11%)アップル(AAPL) 265.58ドル +3.84ドル(+1.47%)アルファベット(GOOG) 1328.13ドル +7.59ドル(+0.57%)フェイスブック(FB) 199.36ドル +0.65ドル(+0.33%)キャタピラー(CAT) 141.05ドル +0.93ドル(+0.66%)アルコア(AA) 19.87ドル +0.11ドル(+0.56%)ウォルマート(WMT) 118.66ドル +0.50ドル(+0.42%)スプリント(S) 5.41ドル -0.24ドル(-4.25%)