4日の香港市場は値上がり。
主要51銘柄で構成されるハンセン指数が前日比175.53ポイント(0.57%)高の30736.48ポイントと8日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が114.56ポイント(0.95%)高の12203.55ポイントと5日続伸した。
ハンセン指数は、約10年2カ月ぶりの高値を連日で切り上げている。
売買代金は1318億3600万香港ドルと高水準が続いた(3日は1308億3200万香港ドル)。
内外環境の安定で買われる展開。
米景気拡大の期待が強まるなか、昨夜の米株が最高値を更新したことを好感した。
中国本土では、域内金利の低下がプラス材料。
2017年末に高止まりしていた上海銀行間取引金利(SHIBOR)の3カ月物は、今年に入り低下傾向が鮮明化し、足元では昨年11月後半の低い水準で推移している。
資金ひっ迫懸念が後退した。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が5.1%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が4.1%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.8%高と上げが目立った。
原油市況高が追い風。
WTI原油先物はこの時間外取引で、約2年8カ月ぶりの高値圏で推移している。
H株金融セクターも高い。
中国建設銀行(939/HK)と中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)がそろって2.2%、中国農業銀行(1288/HK)が2.1%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.1%、中国人民保険集団(1339/HK)が2.0%ずつ値を上げた。
他の個別株動向では、ICファウンドリー中国大手の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が11.1%高の17.60香港ドルに急伸し、上場来高値を更新している。
同社は3日引け後、政府創設の産業ファンド「国家集成電路産業投資基金」の出資を受け入れると発表した。
2億4239万株の新株を割り当て正味4億米ドル(約450億円)を調達する。
併せて、同ファンドと合弁会社を設立する計画で、調達資金は新会社に注入する運びという。
本土市場は5日続伸。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3385.71ポイントで取引を終えた。
石油関連株が相場をけん引。
消費関連株も上げが目立っている。
白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は3.0%高の737.07人民元に上昇し、上場来高値を更新した。
不動産株や自動車株、インフラ関連株の一角なども物色されている。
鉄鋼やセメントなど「供給サイド」関連の銘柄群も買われた。
【亜州IR】
主要51銘柄で構成されるハンセン指数が前日比175.53ポイント(0.57%)高の30736.48ポイントと8日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が114.56ポイント(0.95%)高の12203.55ポイントと5日続伸した。
ハンセン指数は、約10年2カ月ぶりの高値を連日で切り上げている。
売買代金は1318億3600万香港ドルと高水準が続いた(3日は1308億3200万香港ドル)。
内外環境の安定で買われる展開。
米景気拡大の期待が強まるなか、昨夜の米株が最高値を更新したことを好感した。
中国本土では、域内金利の低下がプラス材料。
2017年末に高止まりしていた上海銀行間取引金利(SHIBOR)の3カ月物は、今年に入り低下傾向が鮮明化し、足元では昨年11月後半の低い水準で推移している。
資金ひっ迫懸念が後退した。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が5.1%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が4.1%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.8%高と上げが目立った。
原油市況高が追い風。
WTI原油先物はこの時間外取引で、約2年8カ月ぶりの高値圏で推移している。
H株金融セクターも高い。
中国建設銀行(939/HK)と中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)がそろって2.2%、中国農業銀行(1288/HK)が2.1%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.1%、中国人民保険集団(1339/HK)が2.0%ずつ値を上げた。
他の個別株動向では、ICファウンドリー中国大手の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が11.1%高の17.60香港ドルに急伸し、上場来高値を更新している。
同社は3日引け後、政府創設の産業ファンド「国家集成電路産業投資基金」の出資を受け入れると発表した。
2億4239万株の新株を割り当て正味4億米ドル(約450億円)を調達する。
併せて、同ファンドと合弁会社を設立する計画で、調達資金は新会社に注入する運びという。
本土市場は5日続伸。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3385.71ポイントで取引を終えた。
石油関連株が相場をけん引。
消費関連株も上げが目立っている。
白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は3.0%高の737.07人民元に上昇し、上場来高値を更新した。
不動産株や自動車株、インフラ関連株の一角なども物色されている。
鉄鋼やセメントなど「供給サイド」関連の銘柄群も買われた。
【亜州IR】