サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

米国株見通し:落ち着き取り戻し始める動きに

発行済 2018-05-30 20:34
更新済 2018-05-30 20:40
米国株見通し:落ち着き取り戻し始める動きに
S&P500先物       2703.75(+11.50) (16:50現在)
ナスダック100先物  6967.50(+23.00) (16:50現在)

16時50分時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小高く推移している。
NYダウ先物は110ドル高程度で推移。
欧州株式市場は総じて小高く推移している。
米原油先物も小高い推移となっている。
こうした流れを受け、30日の米株式市場は買い先行で始まるとみられる。


イタリアの政局不安・財政不安で今週明け28日から下げ始めた欧州株市場が反発の動きを見せていることで、イタリア問題はとりあえず相場に織り込まれ、投資家はイタリアで暫定首相が内閣を組閣できず、7月中に再選挙が実施されることになるのかどうかを見極める姿勢となり始めた可能性があるだろう。
このため、本日の米株式市場も基本的には落ち着きを取り戻し始める動きとなりそうだ。
米国の経済指標では5月のADP全米雇用報告と1-3月の実質国内総生産(GDP)改定値が発表される。


なお、イタリアで再選挙が実施されることになれば、ユーロの是非を問う国民投票になるという指摘が出ているが、財政支出の拡大を目指す極右政党と大衆迎合主義(ポピュリズム)政党の経済政策の是非を問うことにもなる。
上述の2政党が連立政権を樹立すれば、財政再建が喫緊の課題となっているイタリアでバラマキ的な財政支出の拡大に動くことが必至のため、財政破綻への懸念で長期金利が急騰を続けている。
財政破綻となれば、結局はこれまで以上に厳しい緊縮財政を余儀なくされることになり、イタリア国民の生活は今以上に厳しくなる。
再選挙の過程でイタリアの長期金利が急騰を続けることに不安が高まり始めるとともに、こうした厳しい現実に気づき始め、穏健派の政党支持に回るイタリア国民が増える可能性は高いだろう。


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます